アラカルト

水木さんと虫の知らせ

昨日よりは体調は回復しましたが、無理はせずのんびり過ごしていました。が、新幹線でとんでもない事件が起きたようで、心が痛みます。亡くなられた方のご冥福を心よりお祈りしたいと思います。思えば15年くらい前、私の業務アシスタントをしてくれていた学生が別のバイト先で暴漢にナイフで襲われ怪我をするという事件があり、思いだしました。軽傷で済みすぐに犯人も逮捕されましたが、地方にいる親が「京都は危ない」とのことで、卒業後実家に戻ったまま。一度だけ会いに行ったことがありますが、元気に仕事していて安心しました。その後、護身術を習ったりしたことがありますが、ああいう状況で飛び込んでいけるかどうか。とても勇気のある方だったと思います。話は変わりますが、最近「ゲゲゲの鬼太郎」がアニメで放送されていることを知り、録画してみています(画像は公式HPより)。なんか子どもの頃に戻ったよう。作画のタッチやストーリーは違いますが、水木さんは何か目に見えない不思議なことを描こうとしていたように思います。私は妖怪や幽霊などをまったく信じられずに生きてきましたが、水木さんの何かの戦記の中で、同僚が全滅し敵が迫る絶対絶命時に崖にぶら下がって難を逃れるシーンがあります。見つかったら終わりですから、この時ばかりは覚悟を決めて心の中で両親にお別れを告げます。驚いたのは、そのサインを境港の母親は察し、必死に一晩中息子の名前を叫び続けたそうです。この話を知って、人間死ぬくらいの状況に合うととてつもない力が発揮できるのかも知れないとも思うようになりました。学生時代から民俗学のフィールドワークを通じて「虫の知らせ」のエピソードや「狐憑き」についての話を沢山聞いてきましたが、その時は夢の中の出来事だろう程度にしか思っていませんでした。しかし、最近では本当のこともあり得るかも知れないと、50%は考えてみることにしています。ただ、検証するすべは今の科学ではありません。先日、徳島に行った折にはそれは恐ろしい「犬神」の話をたまたま聞くことがありました。四国ではまだ生活の中に生きていてゾッとしましたが、我々の人知を超えた何かがあるのかも知れませんし、精神医学的に集団催眠的な状況になっているのかも知れません。ゲゲゲの鬼太郎をみるといろんなことを考えてしまいます。梅雨入りしたこともあり、あちらこちらで紫陽花をみますが、このところ白い紫陽花をよく目にします。美しいですね☆

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│-│-│2018/06/10(日) 22:54

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