アラカルト

研究開発の問題

梅雨ですが、まだ比較的涼しくて嬉しいです。今日は打ち合わせや大量の荷物が届いたりするので橘に。お昼も同僚の先生を誘ってワイワイと。やっぱりいろんな人と食べると刺激になります。話の中で驚いたのは海外のグーグルやアマゾンの研究開発費がとてつもなく大きいということ。調べてみたらアマゾンは226億ドル(約2兆4200億円)でダントツ世界1位。日本ではトヨタが約1兆円で国内トップ。それでも凄い。で、日本の科学研究費はというと、総額で約2千億円ですからアマゾン1社の10分の1以下…。まぁ、お金の問題もそうですが、時間の問題もあります。近年の大学では教育に重点が置かれていますので、研究日に研究ができなくなっています。お金もらってもパーマンでも作ってやってもらわないと研究する時間がないのです。私、昔民間企業でプロジェクトをやりながら研究事業も担当するということを何年もしていましたが、それでもまだそっちの方が時間がとれたと思います。大学に移ったとき個人研究費の少なさに「マジ!」って思ったくらい少ないし、申請や処理が細かいのに驚きました(時間がないので、今は使い切れませんが)。企業にいた頃は本屋の棚ごと買ったことがあります(バブルの頃でしたが、必要なものは必要なので)。さらに地域連携を真剣にやり始めたら時間だけでなく今度は精神的に来てしまうことがあります。このままだと研究という側面は国際的に当然後退していくでしょう。また、研究の「質」という部分もそろそろ考えなくてはいけないと思います。業績のためにやたらと量産することばかりしていますが、その検証をしっかりしていかないと積み重ねがしにくくなります。それどころか、次から次に出てくるので咀嚼ができなくなります。ですので、自ずと研究対象を狭めるしかなくなりますが、それで良いのでしょうか。なんとなく不安を感じます。まぁ、できる範囲のことをするしかありません。ところで、打ち合わせでは日本郵便の方が来られ、いままで担当していた懇談会委員の任期満了にともなう調整でした。やっと肩の荷も下りると思ったら大間違い、「あと2年お願いします」とのことでした…。非常に神経を使う会議ですが、重要かつ貴重な場なので今回はなんとか続けたいと思いますが、だんだんと外部の仕事は断らないといけません。久しぶりに昼間の学内に行ったら、いつも気にしていた水芙蓉が巨大になっているのを発見!以前折れてしまった幹と同じくらいの幹が育っていて頼もしい限りです。これならもう大丈夫。とても勇気をもらいました☆「ど根性水芙蓉」っていう名札作ろうかな。花が咲くのが楽しみ☆っていうか、となりの自動販売機が邪魔だなぁ、うちの方が先にあったのに。

1.JPG
2.JPG

3.JPG
│-│-│2018/06/13(水) 22:55

page top