アラカルト

ボクはボク、クジラはクジラで泳いでいる。

何か不安定な天気ではありましたが、ようやく休みがとれたので、前から気になっていた映画を観に行ってきました。「ボクはボク、クジラはクジラで泳いでいる。」という、とても長いタイトルのもの。和歌山県太地(たいじ)町にある「くじらの博物館」が舞台となっています。今は神戸でしか上映がされていないので、久しぶりの三ノ宮でした。以前は良く行っていましたが、どうも余裕がありません…。映画の方は、珍しく学芸員が登場する作品でして、個人的に関わりのあるくじらの博物館や太地だけでなく勝浦や新宮も登場するため、とても面白い映画だと思いました。ただ、最近話題のボヘミアン・ラプソディーやガンダムの影に隠れてしまっていたのが残念。なんとかがんばって欲しい。ストーリーでは、武田梨奈さん扮する扮するトレーナーとクジラとが初めて心を通わすシーンがあるんですが、そこにグッときました。この施設とは2014年から毎年関わるようになり、恐らく岡本玲さん扮する学芸員のモデルとなった方とは学会等で交流するようになりました。建物が古く、予算もない施設なので、なんとか注目されるようにならないかと思っていたら、この映画の話が出てきました。不思議なんです。一方で反捕鯨に関しても大きな問題でしたが、数年前に「ビハインド・ザ・コーブ」が完成し、このところの国際捕鯨委員会(IWC)からの脱退表明などを受け、大きな変化がありました。このことは映画の中でも少し触れられています。国際社会に影響を及ぼすとは思いますが、クジラだけ捕ってはいけないというのもおかしな話です。もちろん希少なクジラを捕獲するのはどうかと思いますが、そうでない場合は文化の問題になろうかと思います。初めて訪れた頃は、海外の反捕鯨団体から「太地町=残酷な町」というレッテルを貼られていた感じでしたが、このところはだいぶ意識が変わってきたように思います。反対運動もかなり沈静化してきていると聞いています。ただ、今後どうなるかはわかりませんし、博物館からメッセージを出すことは難しいので、この映画がどのような影響を及ぼすかは未知数です。それはおいておき、少し着目を浴びることで、リニューアル予算がでないかなぁなんて思うのです。あと、「太地」は元々「泰地」だったらしく、秦地さんという人もいるそうです。秦地とは「秦の地」つまり「秦氏の地」という意味があると考えています。秦氏の元は徐福です。熊野は徐福伝説が多く残る地で、この地では伝説ではなく事実として捉えられています。日本の捕鯨は縄文時代から行われていましたが、徐福は新しい捕鯨の技術も伝承したと伝えられています。私はその辺の歴史にも関心があり、何らかの痕跡(証拠)が見つからないかと思っているのです。神奈川県の「秦野」も同じようなもので、恐らく同族である可能性が高いと考えています。お昼は昔良く行っていた大丸近くのMahisaさんでカレーランチを。ここの雰囲気が好きなんです☆考えてみたらいつも行っているヨガスタジオの内装に似ています。ナチュラルなインテリアが好きなのかも。こういうお店のオーナーとか魅力です☆大学の先生って面白いんですが精神的に疲れるんですよねぇ。財テクして何か始めようかなぁ。その後、寄ったところがあるので、また小分けしてアップします。

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│-│-│2018/12/23(日) 22:48

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