アラカルト

魅せる建築

京都は雪が降りました。ちょっとだけですが、全国的に寒波が来ているのでしょうねぇ。インフルエンザも流行ってきているようなので、気を付けたいです。かなり寒い1日となりましたが、大学院の授業で平等院と境内にあるミュージアム鳳翔館の見学を行いました。平等院を見たことがないというので、連れて行きました。平等院はお金とも縁があり、この鳳凰堂は十円玉のモチーフになっているのはもちろんのこと、一万円札に使われている鳥のモチーフはここの屋根に乗る鳳凰なのです。電子マネーになると、そういう面白さがなくなりますね。本堂の阿弥陀堂の屋根に鳳凰が乗るのと、本堂から左右に羽を広げたような特殊な形をしていることから「鳳凰堂」と呼ばれています。ただ、本堂とこの翼の部分は連結しておらず、しかも翼部分の回廊の高さは1メートルほどなので、基本的に人が通ることを目的としていません。つまり、機能的には何の役にも立っていません。魅せるための建築です。当時の末法思想にあって極楽浄土の宮殿をイメージした建築。千年も前にこうした建築を想像した人は凄いですねぇ。当時の建築のほとんどは無くなってしまい、鳳凰堂は当時の栄華を今日に伝える数少ない遺産の一つです。今日は天候が悪かったので、写真写りが今ひとつですが、ほとんど待たずに阿弥陀堂に入ることができました。ミュージアムの方も新しい展示やオリジナルグッズ等もあって見応え十分でした。大学では新しい移動販売がされていたので、食べてみました。焼き肉丼みたいなメニューで、美味しかったのですが野菜が全然無かったのでちょっと栄養が偏るかなぁ。昨日アップし忘れましたが、学生さんが金沢で買ってきてくれた「金のバウム」。写真では分かりにくいですが、バームクーヘンに金粉がちりばめられています。蜂蜜の味がアクセントになっていました。いろんな商品があるものです。

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│-│-│2019/01/09(水) 22:51

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