アラカルト

神社の未来形?

もう後期の授業は数えるくらいになり嬉しいのですが、試験や入試それに卒論の口頭試問など結構集中しています。また、私の場合は自治体の方々からの支援依頼が丁度集中していて、気が抜けない状態。なんとか1月を乗り切りたいです。さて、ようやく熱海の2日目に入ります。朝に行ってみたかった来宮(きのみや)神社を訪問しました。熱海の鎮守です。来宮と書きますが、本来は「木の宮」だと思われます。巨大な楠がご神体で、樹齢は2000年以上だそう。大昔に大國主命(おおくにぬしのみこと)が出雲からこの地に来て開いたという伝承があります。3000年前という話ですが、そんなに前ではないでしょう。樹木を拝するというのは縄文時代からの信仰で、和歌山や飛騨の伊太祁曽(いたきそ)神社とも通ずるところがあると思われます。ただ、残念だったのは神社なのに社務所はリゾートホテルのようで、境内には4ヶ所もオシャレすぎるカフェがあり、まったく神社らしくなかったです。宮司の世代交代があったのでしょうか。最近、いろんな神社でこうした近代的なビルにする改装などが行われていて、氏子さんからは賛否両論があったりします。人がまったく来ないのもどうかと思いますが、ここまでやるとちょっと「俗」な印象をもってしまいます。誰も足を止めていませんでしたが、ここの磐座はかなり立派なものでした。

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│-│-│2019/01/18(金) 22:47

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