アラカルト

学校が「学ぶ場」である以前に大切なこと

今日も朝から守山です。玉津小学校での芸術体験連携授業の最終日。子ども達が親御さんにお茶を立てて「おもてなし」をする日です。しかも、お茶を出した後に自分が書いた手紙を渡して読んでもらうこともします。実は実際にその現場に立ち会うのは初めてなんです。子ども達が一生懸命茶筅を動かしている姿や、親御さん達の表情を見ていると幸せな気持ちになります。昨日のリハーサルではドタバタしていましたが、今日はスムーズに。子どもの成長を実感されていたようです。後半は自分が諏訪家屋敷のモチーフをどのように茶器に表現したかのプレゼンテーションの時間です。一人ひとり着眼点が異なり、私も大きな気づきがありました。今日は市の教育委員会の方、市の文化財保護課の方、県の教師塾の方、諏訪家屋敷の学芸員さん等が集合し、授業の様子を見守って下さいました。子ども達のプレゼンの中で印象に残ったのは、「つながり」と「やさしさ」という言葉です。いろいろ学んだということはありますが、授業に関わっている様々な大人達の「つながり」への感謝の言葉と同時に、そうした人々の「やさしさ」に触れたことが嬉しかったという感想が結構ありました。そして、自分もそんな人になりたいと。滋賀次世代文化芸術センターのスタッフやセンターが関わるアーティストさん達は独特な感性を持たれていて、常にやさしい心と子どもを見守る姿勢を強く持っています。当たり前のように思われるかもしれませんが、現場ではいろいろな大人がいて、子どもは常に弱い立場であり緊張する場面も多々あるのも事実です。こうした姿勢については、カリキュラムマネジメントではどうしても数値化が難しい点ではありますが、重要な点だと感じています。つまり、学校は確かに「学ぶ場」であるわけですが、それ以前に大切なことは「安心できる場」でなければならないと考えています。その前提があるからこそ深い学びに繋がるのだと信じています。お昼は運転中に見つけた「コメダ珈琲」でビーフシチューのランチを。実家の近くにもコメダがありますが、ここでランチを食べたのは初めてでした。

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│-│-│2019/03/02(土) 00:30

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