アラカルト

大津に眠るフェノロサ

昨日の胃のむかつきもなくなり気分が良かったので、行ってみたかった展覧会を鑑賞。大津市歴史博物館で開催中の「フェノロサの愛した寺 法明院」展です。昨日の日経新聞でも紹介されていました。フェノロサは、明治の廃仏毀釈という状況下で岡倉天心とともに日本美術を再評価し、海外にもその価値を知らしめた人です。展示を見学すると当時このお寺に多くの文化人が集結していたことがよく分かります。ここでフェノロサだけでなく、彼とともに行動した富豪のビゲロー、そして初代東京国立博物館鑑賞となった町田久成も得度されています。住職だった桜井敬徳という方はかなり得のあった人物だったのでしょう。もう少し情報を知りたいと感じました。その後、実際の法明院まで足をのばし、フェノロサ・ビゲロー・町田さんのお墓を訪れました。琵琶湖の見える高台に彼らの遺骨が眠っています。途中、皇子が丘公園の早咲きのハツミヨザクラを見ましたが、もう散り始めていました!法明院は、昔美術史を専攻していた関係で30年くらい前にも一度訪問していますが、だいぶ記憶があいまいになっていました。ま、昨日のこともすぐ忘れますが…。フェノロサはイギリスで調査出張中に客死しますが、遺言によってこの地に埋葬されたのです。近くなのになかなか機会がなくてようやくという感じ。ほんまにすみません。ちょっと山に入ったので、これも山登りですかね。お昼は博物館横のキッチンカフェ・フゥーさんで鯖の竜田揚げランチを。学食みたいにセルフでしたが、栄養バランスがよくってとってもお安い☆店内に流れていたカバー曲に懐かしい歌がセレクトされていたのと声が心地よかったので、帰りに店員さんに確認したらCDのジャケットを見せて下さいました。ありがとうございます。普段音楽番組もバラエティーも見ないので知らないアーティストさんでしたが、さっそくネット購入。届くのが楽しみです☆

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│-│-│2019/03/23(土) 22:47

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