アラカルト

河合隼雄先生からのメッセージ

いつも夕方にスーバーに行きますが、最近本当に混んでいます。滞在するのは短い時間ですが、お買い物って楽しいからみんな行きたくなるのはよくわかります。3日に1回はちょっと難しそうやけど、計画しながら取り組みたいと思います。◆今週は時間のあるときにおもに「総合的な学習の時間」やこれまでの「学習指導要領」についての振り返りをしていました。どうしても読んでおきたかったのが寺脇研さんの本。彼は総合学習事業の推進と責任を一身に抱えた方でした。公務員として「責任感のある人だなぁ」と思ったモノです。総合的な学習の時間の理念は確かに間違っていなかったと思いますが、導入のプロセスが拙速過ぎたのだと思います。モデル校を選定して徐々に広げていけばよかったのではないかと今でも思っています。私は彼が文化庁に移られてから何度か文化ボランティア事業関連でお目にかかる程度でしたが、その際事業提案をさせていただくこともありました。その頃は故河合隼雄長官とタッグを組んでおり、今でもあの頃の文化庁が最強だったと思っています。面白い時代でした。うちの大学もあの頃はハチャメチャで面白かった。この本を読んでいて、最後に彼がバッシングを受けていた頃のストレスを河合先生から癒やしてもらっていたとの記述を読んで、なんだか涙が出てきました。ほんとに惜しい人を亡くしました。河合先生には1度だけミホミュージアムで行われた芸術センター事業の視察時にお会いしました。彼は、教育事業としても文化事業としても「こういうプログラムをやりたかったんです」とハッキリおっしゃいました。また、関係者打ち合わせの最後に「この中に大学の先生がいらっしゃるはずです」と言われ、名刺交換をさせて頂きました。今でも大切に保管しています。その時に「こうした事業のサポートを今後もぜひお願いします」と優しい笑顔で言われました。それがまさか最後のメッセージになるとは夢にも思いませんでした。大学の仕事が忙しく、なかなか思うようになりませんが、その後十数年事業サポートをさせて頂き、いま当時の関係者とともにこれまでの整理をしています。今日はご祈願登山の際に、世界の平和・みなさんの安寧とともに、あらためて河合先生の御霊鎮めを行わせて頂きました。自分にできることは限られますが、できることを粛々と行っていければと思います。◆今日のお菓子は、SIZUYAさんのリンゴカスタード☆最近、特売で置いてあるので、この4分の1サイズをつい買ってしまいます。

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│-│-│2020/04/23(木) 23:27

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