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徳島の古社:上一宮大粟神社

徳島2日目です。今日は前から行きたかった上一宮大粟神社(かみいちのみやおおあわじんじゃ)に参拝しました。徳島県の神山町にあり、大粟山という山の中腹にあります。かつて、聖武天皇の勅願所となった由緒ある古社です。以前、近くの道の駅に寄ったことがあったのですが、その時はこの神社の存在はまったく知りませんでした。その後、いろいろ徳島の歴史を調べているうちに、かなり重要な神社であることが分かってきました。阿波における一之宮といえば、鳴門の大麻比古神社なのですが、それ以外に以前このブログでも紹介した天石門別八倉比売神社があり、その他に徳島市内の一宮神社、そしてこの上一宮大粟神社があります。一説には、古くは上一宮大粟神社が阿波国一之宮であり、徳島市内の一宮神社はその下社(下一宮)として創建されたのとのことです。また、上一宮大粟神社は式内大社・天石門別八倉比売神社の論社の一つともなっていて、それぞれに関係性があるようなのです。神社の空間も非常に神秘的な雰囲気がありました。上一宮大粟神社の御祭神は大宜都比売命(オオゲツヒメノミコト)です。この神様は食物を司る女神で、伊勢神宮外宮にお祀りされている豊受大神(トヨウケノオオカミ)と同神とされます。『古事記』においては、阿波国の別名として大宜都比売の名前が初めて登場しますので、日本史上とても重要な神であり場所であるはずなのですが、ほとんど知られておりません。また説明書きも一切ありませんでした。阿波の歴史は意図的に隠されているとしか思えてならず、そうした断片を見つけていくことにとても関心があります。境内にはもう彼岸花が沢山咲いていました。今回は徳島だけでなく淡路島にも寄りましたので、またちょくちょくアップしていきたいと思います。

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│-│-│2020/09/20(日) 22:12

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晴天の徳島

4連休が始まりましたね。大学は21日から授業なので、我々は関係ないんですけど…。それにしても、思ったよりいい天気でした。◆今日は徳島のアウトクラスカーズさんへいつも一緒に行く方と訪問。最後の部品納入を行いました。変更予定のヘッドレストのサイズもピッタリだったので、一安心です。日々の納車でお忙しい中、ご対応頂いただきありがとうございました。なんとなく製作の方向性が見えてきた感じです。オートサロンに出品されたデモカーも鎮座しており、一段と光って見えました。◆夜はホテル近くのレストランで、徳島の地ビール(私が選んだのは「すだちビール」)とお肉料理を中心にいただきました☆夜風がちょっと肌寒い徳島の夜です。

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│-│-│2020/09/19(土) 21:27

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ジムニー旋風はいつまで続くのか

以前より気温は低くなってきたのですが、湿気があるためか時間帯によってはクーラーをつけたりしています。この時期、室温管理や服装を間違えてしまうと風邪をひいてしまうので、とくに気をつけたいですね。 ◆さて、趣味の話になりますが、この間カフェに置いてあった「GO OUT」というアウトドア関係の雑誌を見ていたら、キャンプに適した四輪自動車の特集が組まれていて、その中に徳島のアウトクラスカーズさんが見開きで特集されていました☆雑誌「デイトナ」をはじめ、最近いろんな媒体で取り上げられ、目にするようになりました。新型ジムニーが登場してからかなりお忙しい状況になっているかと思いますが、お体には気をつけてがんばって欲しいと思います。ネットなどを見ますと、ジムニーの納車は今でも1年以上とのこと。ジムニー旋風はいつまで続くのでしょうか。私のジムニーも早3年8ヶ月…。◆今日のお菓子は先日頂いた「くるみ」という和菓子。見た目がほんとにくるみそっくりで、中にも餡とくるみが入っていました☆ごちそうさまでした。

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│-│-│2020/09/18(金) 22:50

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一条寺のかぐや姫

菅義偉内閣の閣僚が決まりましたね。途中で放り出されてしまった国の運営をしっかり引き継いで欲しいと思います。新鮮味は薄いですが、空白を避けるという緊急対応的な意味で妥当だと考えます。ただ、今朝の日本経済新聞・閣僚20人の横顔欄を見る限り、文化的素養のある人は少なそうで残念です。映画、ボーカルといったキーワードしか引き出せません。むしろスポーツ系の人が多いような感じです。◆さて、一乗寺の最後になります。金福寺さんに寄った後、山門すぐ近くに小さな喫茶店がありました。山に登ったこともあり、汗だくで少し落ち着きたかったのですが、また甘いもの食べてしまいそうだったので一度スルーしました。ただ、10歩ぐらい歩いたところで、足が戻ってしまい入店…意思が弱い私。「かぐや姫」というお店。洗練はされていませんが、ホッとできる空間。聞くと、この場所で38年もお店をされているとのこと。正直、見た目は少し怖い感じの経営者の方だったんですが、とても気さくで優しいおばちゃんでした。お客は私一人でしたので、いろいろお話しました。ここでは、ぜんざいを頂きました。予想通りの味で美味しかった☆帰る時は角を曲がるところまで丁寧に見送って頂きました。窓ガラスに反射して写っていますね。ごちそうさまでした。また、機会があれば立ち寄りたいと思いました。

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│-│-│2020/09/17(木) 20:40

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芸術家の聖地:金福寺

今日はソサエティ5.0(ITやAIなど次世代技術)の研修を受けましたが、以前昔自分がやっていたこと思い出しました。当時はIT技術が進むことが良いことだと思い大手メディア部門と動いていましたが、今考えてみるとむしろ課題が多くなるように感じました。もちろん良い面も沢山あるのですが、ソサエティ5.0に依存すると人によっては「考えなくなる・行動しなくなる」危惧を感じます。また人間の本質からどんどんずれていく感じがします。そのうち本人よりカードの方が信用されるかも知れません。そうした課題も合わせて研究すべきかと思います。つまり、利用に際しての倫理も含めて検討すべきでしょう。少なくとも私はよほどのことが無い限り自動運転車は使いませんし、スマートシティには住みたくありません。依存しすぎないような社会政策を考えたいと思いました。◆変な話ですが、今日学内から未確認飛行物体を目視で確認しました。今年は米国防総省の未確認飛行物映像公開を契機に、その後意図的に空を眺めるようになりましたが、今日の12時15分頃、なんとうちの大学の上空を東から西の方向に黒い点が動いているのを発見。高度が低く、かなり小さい物体だったので最初は鳥だと思いましたが、羽ばたくこともなく、比較的ゆっくりしたスピードで一定方向にまっすぐ進んでいったので、鳥ではありません。まったく音はなく、大きさからして飛行機でもヘリコプターでもありません。真っ黒な小さな点が動いているという感じ。可能性があるとするならドローンでしょうか。周りに人がいなかったので、一緒に確認してくれる人を待っているうちに建物の陰に隠れてしまい、見逃してしまいました。カメラの持ち合わせもなかったので、さっと取り出せる望遠カメラを本気で買おうかと思いました。◆さて、土曜日の続きです。波切不動尊を参拝した後に寄ったのが、すぐ近くにある金福寺さん(「こんぷくじ」と読みます)です。なんとも幸運が訪れそうな名前です。入ってビックリ、ここは芸術家・文化人の聖地でした。松尾芭蕉さんと鉄舟和尚さんが親交を深めた場所で、そこは芭蕉庵となって今に伝わります(残念なことに工事中で見学不可でした。11月に公開予定とのこと)。この庵は後に荒廃しますが、その後与謝蕪村さんが心を痛めて再興され、今日に至ります。蕪村さんのお墓だけでなく、関係する芸術家のお墓が沢山ありました。この墓所からは京都盆地が一望できます。また、舟橋聖一作歴史小説「花の生涯」(第1回大河ドラマ:淡島千景さんがたかさん役)のヒロインである村山たかさんゆかりの寺院でもありました。彼女はもとは祇園の芸妓でしたが、その後井伊直弼さんや長野主膳さんと出会い、彼らのサポート役を担い幕末の動乱を生きます。ただ、安政の大獄の際にスパイとして動いたことにより捉えられ、殺害は免れたものの三条河原で3日3晩もさらし者にされたとのこと。その後助けられ、この金福寺に入り尼として明治9年まで14年間過ごし、ここで生涯を終えたそうです。知らないことが多すぎます。本堂は展示室になっていて、蕪村さんやたかさんの資料や遺品を拝観することができるようになっています。比較的小規模ではありますが、とても印象に残る寺院でした。

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│-│-│2020/09/16(水) 21:06

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