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奈良の新スポット 〜鹿猿狐ビルヂング〜

昨日、展示会に行ったついでに、今年の4月にオープンした新スポット「鹿猿狐(しかさるきつね)ビルヂング」にも寄ってきました。猿沢の池の少し北側に誕生した中川政七商店さんの奈良本店です。3階建ての建築で、設計を担当したのは内藤廣さん。彼は京都の鳩居堂本店の設計にも関わっていて、伝統の中にモダンを入れ込んだデザインは同じ匂いがします。1・2階は中川政七商店の商品が並び、ディスプレイもユニーク。1階には奈良初出店となる「猿田彦珈琲」さんと、ミシュラン一つ星を獲得したシオによるすきやき店「㐂つね(きつね)」が入っています。結構な人気ぶりでした。面白いのは3階のジリン(JIRIN)というスペースで、ここはコワーキングスペースとなっていて、スモールビジネスのメッカになってほしいとの意味合いがあるようです。コロナ禍で事業を据え置くようなことが多い社会状況にあって、とてもアグレッシブな取り組みだと思います。バブル崩壊時にも思いましたが、どんな状況下にあってもやる人はやるし、やらない人はやらない。この日はあまり体調がよくなかったんですが、空間にいるだけでとても勇気をもらうことができました☆

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│-│-│2021/06/14(月) 21:02

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クラクラするほどの展示会

会期末がギリギリにせまってきたので、緊急事態宣言中ではありますが、観なくてはいけないプログラムなので今日は奈良国立博物館で開催中の「聖徳太子と法隆寺」展に行ってきました。今年は、聖徳太子がお亡くなりになってから1400年で、来年には滋賀県で関連する地域イベントが行われます。東京からの出品や門外不出的なものもあり、ありえないほど豊富な出品で少しクラクラするほどでした。日本とはなんとすごい国だろう。簡単に1000年以上前にタイムトリップできます。単眼鏡を持っていきべきでした。滋賀県に太子伝承が多いのは観音信仰と習合したからでしょうか。一方で、今の若年世代がどれだけ聖徳太子に関心があるかどうかも調べる必要がありそうです。なんだか体が疲れていたのか元気がでなかったので、猿沢の池のほとりや奈良公園でノンビリしながら駅で買った本を読んだりしていました。近鉄電車は奈良行きの特急を全て運休していて観光客減少に貢献していましたが、実際奈良の人出は結構ありました。この状態ですと、宣言が解除されたらまたすぐにリバウンドすると思いますので、20日以降も何らかの強い措置が必要だと思いました。

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│-│-│2021/06/13(日) 20:59

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PHSの時代を思い出す

朝からマンションの配水管清掃と消防用設備の点検があり、水回りの清掃などをしました。前の賃貸マンションではこうした点検はなかったので、すっきりして有り難いです。◆午後からは、「全国大学博物館学講座協議会」という博物館学芸員資格に関わる全国の教職員が集まる会議でした。もちろんこの時期ですから、ZOOMによるオンライン会議。部屋の電波が悪く、途切れ途切れの視聴。昔のPHSを思い出す。あの頃はwifiなどないから直接パソコンに差し込めるデバイスをもっていて、それでパソコン通信をしていたけど…いまのスマホはいつまで生きられるだろうか。今回の議題はもちろん「博物館法改正」についてです。どうなるのか心配でしたが、最初から文化庁の担当官による言い訳から始まったので、思い切った改革は無理だと判断しました。また、論点が多い割に時間が少なかったので、議論がまったくかみ合わず、根本的な話はほとんど出なかった感じです。多少の矛盾点が整理される程度の改正になるのではないでしょうか。可能であれば、辻先生がおっしゃっていた「ニーズ」の部分から議論して欲しいとは思っています。学者や学芸員の理想が先に出すぎているような気がします。先生方に意見を聞く以前に、利用者や利用していない人の率直な意見を聞くことの方が大事だと私は考えます。◆明日は天気が崩れるようですが、少しお出かけする予定です。

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│-│-│2021/06/12(土) 20:04

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水出し茶〜記録更新

やっと週末。今週もいろんなことがありすぎて何しているのかよくわからなかったり。遠隔授業の課題添削も、学生以上にコメント書いていたりして。根詰めないよう、気をつけたいです。◆前に知人から頂いたお茶をこのところずっと飲んでいるんですが、これが結構美味しいんです。また、小袋に入っているので、コップにぽんと入れてしまうだけ。茶葉の処理も簡単で有り難い。先週まではお湯を注いでホットで飲んでいましたが、さすがに暑いので冷たい水を入れてみたら、ちょっと時間はかかりますがちゃんと染まって飲めました。2杯くらいは十分行けるので、最近午後タイムはこのほうじ茶を飲むことが多いです。そういえば、今年は信楽に行ってないなぁ。最近、甘いものも継続的にひかえているので、体重減もまた記録を更新しました☆今月はあともう1キロ減に挑戦します。

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│-│-│2021/06/11(金) 21:38

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車業界と車文化の未来

連日暑い日が続きますが、まだ扇風機も出さず扇子だけで凌いでいます。この時期はできるだけ体を自然に慣らすようにすると、風邪をひきにくくなるのです。◆ところで、最近読んでいた本がこれ。先月発売になったばかりの『日本車は生き残れるか』(桑島浩彰・川端由美、講談社現代新書、2021)です。衝撃的なタイトルですが、内容的には車産業の現況について俯瞰的にまとめられているものです。10年前からわかっていたのに、こういう本がほとんどなかったような気がします。とくに欧米や中国の動向についての整理は、変化が早いだけにありがたいです。もう一歩の深さがほしいところではありましたが。車産業に限らず、今は産業界全体で急激な構造変革の節目にあるように思います。どのような企業が生き残るのでしょうか。本書にあるように、車はどんどんスマホ化していくのでしょうけれど、私は車産業の未来や自動運転車自体にはあまり興味ありません。むしろ車文化についてはとても関心があり、産業構造の変革が文化にどのような影響をおよぼすのかを考えながら読んでいます。この本でも、結局車業界全体がデザイン思考から抜け出せていないことがわかりますし、そもそも車好きな人は運転自体が楽しいわけであって、自動運転車が欲しいとは思わないでしょう。そうした別の視点がゼロな点が課題だと思いましたし、実はそこにこそニッチな文化が生まれそうな気がしています。今から予測しておきますが、今後本書のようにEVや水素が主流になっていくのは間違いないですが、一方で旧来のエンジン技術は変化をしながらも生き残っていくと考えています。ナンバーワンではなく、オンリーワンを目指す企業があってもいいし、カーボンニュートラルの仕組みは多様です。これからも複眼的に観察していきたいと思います。ちなみに、これは仕事ではなく、あくまで趣味の延長です。◆後ろ2枚の写真は学内のお花たち。とってもかわいいです☆

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│-│-│2021/06/10(木) 21:27

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