アラカルト

何事も1枚から

学内はこの数日で相当インフルエンザが流行しました。感染者が大学に来てしまったからも知れません。くれぐれも気を付けましょう。今日はもうバタバタの1日となってしまいました。自分でも何をしているのかわからないくらい。通常の仕事に加え、外部からの問い合わせ等が集中するともうパンクしてしまいます。中でも驚いたのが、大学時代に研究していたことへの問い合わせでした。私は卒業論文を大幅に加筆して本にしたのですが(写真の本)、その内容に関わる質問でした。もう30年も前の事なのですが、当時はパソコンなどありませんでしたので調査の時に必ずA5判のシートを使って調査カードを作成していました。いつ、どこで誰に何を聞いたのかを項目ごとに整理し、1枚1枚記録を作成してファイル化します。いわば、ヒアリング調査のアナログデータベースです。したがって、この調査カードを紛失しない限り、当時の状況をすぐに詳細に確認することができます。逆に言うと、この1枚1枚の積み重ねで本ができているのです。かなり根気のいる作業です。今はパソコンやデジカメがあるので便利になりましたが、逆に便利になりすぎて今の学生は根気が弱くなっているようにも思えます。でも、どんな時代になろうとも、何かオリジナルなことをしていく場合は、一つ一つの積み重ねを行うという基本に変わりないかと思います。むしろ不便な方が精神的な部分は成長するのかも知れません。夕方からなんだかまた喉の調子が悪くなってしまったので、龍角散飴で乗り切っています。これ以上悪くなりませんように。

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│-│-│2018/01/15(月) 22:50

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