アラカルト

来た時よりも美しく

今日は暑かったですね!さすがに半袖ださないと。さて、セネガル戦で引き分けましたね。決勝トーナメント進出も視野に入ってきました。勇気づけられます。そんな中、今大会でも日本人サポーターの「ごみを拾い」が話題になっています。このことについて、吉田麻也選手が海外メディアから質問された際、「日本には『来た時よりも美しく』という言葉があって、来た時よりも美しくその場を去るっていうのが美学としてあるので、そこが日本のサポーターに染み付いているんじゃないかなと思います」との返答をしています。非常に的確なことばで返しているので驚きました。自分だったらすぐにこうした返答ができるだろうかと。また、そういう行いをするのは本当に日本だけなのでしょうか。確かに、子どもの頃から遠足などに行った際、帰りに「ごみはみんな持ち帰って捨てないように」などと躾けられてきました。一方で、以前非常勤に行っていた大学では、教室がごみだらけで驚いたことがあります。偏差値の高い大学でしたが、授業の前に黒板に「ごみはごみ箱に」と書いて箱を前と後ろに分かるように置いておいたことがあります。4、5回目の授業でだんだんと少なくなっていきました。日本人でも汚す人はいます。それから、ごみ問題でよく話題に出るのは中国で、たとえば中国のディズニーランドがごみだらけだったなどという報道はかつてよくありましたね。実際どうなのだろうかと、以前上海万博のあった2010年に万博会場を歩き回って観察したことがあります。結果は言うほど落ちていませんでした。万博開始直後はごみ箱が少なかったらしく、その後待合スペースにはごみ袋がたくさん設置されるようになり、ぽい捨ては減っていったようです。それだけでなく、待合スペースには腰掛ベンチなどが用意されていて、日本よりもサービスが良い部分も多々見られたのを記憶しています。もちろん万博の空間が全てではないとは思いますが、ある程度教育することで物事は改善していくのだと思います。ところで、いま出勤している滋賀大学のごみ箱は5種類の分別箱があり、それとは別にペットボトルのキャップ回収袋や箱などが置いてあります。橘大学は基本3種類です。自治体の回収方法にもよると思いますが、滋賀県はこれが一般的なのでしょうか。うまく分別がなされています。神経質になりすぎるのもどうかとは思いますが、ともかく「来た時よりも美しく」という言葉の響きが気に入っています☆

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│-│-│2018/06/25(月) 20:48

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