アラカルト

ツイキャスとは

今夜は冷えます。布団をもう一枚出しておいた方がいいかなぁ。週末にまた台風がくるようですが、どうかそれてくれますように。さて、やっと後期の1クールが終わりました。少し授業の感覚は戻ってきましたが、やっぱりヘロヘロになります。ところで、今日はメディア論の授業でしたので、学生にアンケートをとったら凄いことに。例年2回生を中心にデータをとっていますが、今年はほぼ全員がスマホをもっており、ガラケーはいませんでした。もちろんこの世代はフェイスブックなどやっていません。また、ツイッターやインスタも昨年よりも利用度が低くなっていました。で、とくに驚いたのは依存度です。昨年は全体の58%、その前が60%でしたので、次第に減るかと思ったら、今年はなんと80%と逆にスマホ依存者が大幅に増えていました。結構深刻なんじゃないかなぁ。また、利用形態の中で「電話」の占める割合が最も低くなりました。つまり、もう完全にフォーンではなくなっています。自由記述の中に、「小学校1年生からケータイをもっているので、ケータイのない生活は考えられません」とあり、1990年代後半の学生からすれば、止められないのかも知れません。ただ、別な記述に「週に1日はケータイを使わない日を設けています」という今までにない自制方法が書かれていたりして、そこはちょっとした変化を感じました。また、アプリ等の利用の中では「ツイキャス」という言葉あり、「何だろう?」と思い調べてみたら、現在女子中高生を中心に人気を集めている無料のライブ配信ソフトとのこと。正式には「ツイットキャスティング」といい、ツイッターとはまったく関係がなく日本の企業が運営しています。ライブ配信ソフトにはユーストリームがありますが、現在は有料化していると思いますので、画像がそれほど良くなくても無料で手軽に使えるツールがでてきたことで、若者が飛びついているのでしょう。ライブ配信には同じ時間に情報を共有できるメリットがありますので、文化施設などでもイベントや講演の配信に使えるわけです。人を呼ぶことも大事なのですが、参加できない人でも画面を通じて参加する仕組みが今後当たり前になるかも知れません。また、そうした画像を編集して画像データベース化し、いつでもネット視聴できるようにすれば、関係する情報についても得ることができますね。若者の動向から将来予測まで、いつも学生さんから勉強させて頂いています。

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│-│-│2018/09/27(木) 21:48

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