アラカルト

新たなジェネレーションギャップ

毎年、次々と新しい製品が出てきます。新しいものが登場するということは、古いものはなくなっていくということです。今日のメディア論の授業で、「スライド映写機」を知っているか学生に聞いてみたところ、もう完全に見たことがないという結果に(写真は広島市まちづくり市民交流プラザのHPより)。「OHP」はものもそうですが名前も聞いたことがない学生がほとんど。ちょっと調べてみたらプロジェクターはもう製造がされていないようです。そろそろメディア史ミュージアムを作らないといけないのかもしれません。一方で、新しい動きも。先日ゼミの授業で、学生にミーティングをさせていたら、一向に議論する気配がないので確認したら、「スマホで議論しています」とのこと。眼が飛び出すほど驚きました。会議に参加できないということで、ネットミーティングをするのなら理解はできますが、「全員その場にいるのに」ネットミーティングをしているのです。私の教育人生で初めての経験です。ネットでやるより直に議論した方が早いし微妙なニュアンスがわかると思うのですが、いまの学生はメールの方がコミュニケーションがとりやすいのでしょうか。新たなジェネレーションギャップを感じた瞬間でした。一方で、そういう環境を作ってしまった社会にも課題を感じました。いつかスマホを持たされる時代が来るのでしょうか。私はいつまでも新聞を格好良く読む人でありたいです。お菓子は、先日学生に地域のお土産を紹介するのに買ったローヌさんの「山科なすサブレ」。このお菓子、まだまだ知名度が低いので、やっぱり駅前に地域の特産を展示するコーナーが欲しいなぁ。

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│-│-│2018/11/08(木) 22:50

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