アラカルト

匠の美

万博が大阪に決まったようですが、今後どうなるのでしょうか。過去の博覧会に多少関わってきた私としては複雑な思いです。あのスーツ族が喜ぶ姿に嫌悪感すら感じました。愛知万博では「環境」をテーマにしながら森を破壊しようとして国際的な非難を浴びました。今回は医療をテーマにしつつもカジノを推進するつもりなのでしょうか。もう万博の時代は終わったように思います。大阪がお金とカジノに血眼になっている間に、粛々と滋賀の文化政策に尽力したいと思います。さて、昨日の話になりますが、実は夕方に京都国立博物館で開催中の刀剣展に行ってきました。日中は混んでいると思ったので、閉館90分前に滑り込み。駐車場も並ばずに入れました☆京都は観光シーズンでも夜は交通量がグッと減るんです。刀剣乱舞の影響が強いのでしょうか、コラボ展示やグッズ販売なども。刀剣女子が血眼になってグッズを購入していたので、販売所にも入れず。それにしても、日本刀は美しい。これでもかというほど沢山の刀を見た。ただ、残念なのは蕨手刀など古い刀がなかったことと、制作過程の話や他国の刀との比較展示が行われていませんでした。もう刀を作る人も限られているでしょう。もう少し背景的な展示が欲しかった。明治以降刀鍛治をしていた人は包丁などの生産にシフトしていきます。奈良にはその匠達が店を構えています。以前、その本場である若草山で菊一文珠四郎包永さんの包丁を求めました。10年くらい使っていますが、ほとんど錆が出ません。いい包丁です☆久しぶりに研いでみました。料理はヘタクソですが、道具だけはこだわってしまう自分がいます。展示のもう一つの目的として、1階に展示してある五智如来の見学がありました。山科の安祥寺が博物館寄託しているもので、とても大きく立派な仏像。今は無き上寺に安置してあったもので、新館がリニューアルするまでは、常設展示の目玉でしたが、ここ10年くらい見ていなかったので、ちょっと無理してでも見たかった。ライトの当て方がうまく、お顔が綺麗に拝めました。ただ、刀剣目当ての人はほとんど足を止めていないのが残念でした。外に出ると、本館の上に綺麗なお月様が!グットタイミングでした☆今日は少し体調が良かったので、久しぶりにジムに行ってストレッチを中心にやってみましたが、そうとう筋肉が縮んでいました。慌てず少しずつ動かしていこうと思います。

1.JPG
2.JPG

3.JPG

4.JPG
│-│-│2018/11/24(土) 22:53

page top