アラカルト

植物との対話から

今朝も雪景色。ふと見ると、ベランダのシュロチクが悲鳴を上げていました。植物は言葉を発することはありませんが、態度で伝えてきます。「ちょっとムリ」という心の声が聞こえてきます。これ放っておくと確実に枯れますので、お部屋の中に入れました。ゴメンナサイね。あんまり気を使いすぎないようにはしていますが、元々南方系の植物と聞いていますので、さすがに雪が降る気温になると色が薄くなり葉先から枯れてきます。だいたい木の表情を見れば大切にされているかどうかがわかります。それは人も同じだと思います。うちの大学の共学理念は「自立・共生・臨床の地」ですが、大学の中でもっとも好きな共学理念は同志社大学のそれ。創始者・新島襄氏の言葉「人一人ハ 大切ナリ」です。人間、一人ひとりが大切であって、大切ではない人はいないということ。大切に育てられた人は、心が豊かになり表情も明るくなります。どんな学生であっても、その可能性は無限であり、いい人生を送って欲しい。偏差値なんかに左右されて欲しくない。人の能力は多様なのです。「人一人ハ大切ナリ」いつも心に刻んで教育に臨んでいます。手のかかるヤンチャな子もいますけど、そういう学生ほど気になります。まぁ、今日も論文審査の関係で出勤、自分も大切にしないといかんね。

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│-│-│2019/01/27(日) 22:14

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