アラカルト

古の痕跡

昨日ちょっと動きすぎたので、今日はあえて何もせず身体を休めるようにしました。昨日の写真をアップしておきます。神山の頂上には見晴らしのよい場所があり、山科盆地を一望することができます。山内には山ツツジがカーテンのように咲いているところがあり、見事でした。山科疏水では新緑を眺めながらちょっと贅沢な時間を楽しみました。それから、天智天皇陵脇には妙応寺という小さなお寺があります。以前からあるのは知っていましたが、とても新しいお寺と勝手に認識していました。でも、実は天智天皇社の神宮寺だそうで、その起源は古代に遡ります。江戸時代に黄檗宗に改宗したため、新しい感じにみえたのです。このお寺には小さな祠が二つあります。右が岩屋神社で、左が弁天様だそうです。かつては疏水近く(恐らく今の本國寺の辺り)にあったそうですが、伊勢湾台風の時に被害に遭い、妙応寺に移されたそう。岩屋神社は昨日の磐座を祀る祠で、弁天様はかつて「鏡池」と呼ばれる池があったそうで、そこに存在した祠。それぞれ、元はニギハヤヒとセオリツヒメということになります。わずかながらでも、古の痕跡が残っていたことにとても感動しました。

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│-│-│2019/04/21(日) 22:50

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