アラカルト

山(岩)が光る光景

涼しい5月がちょっと戻ってきた感じで嬉しいです。ちょっと肌寒いくらいが好きです☆最近、岩のことばかり考えていますが、この間「岩が光る」といったことを書きましたが、実際にそれを撮影した貴重な映像がありますので、消される前にアップしておきます(下のリンク先)。今は世界遺産となっている宮島にある弥山(みせん)山頂には、巨大な磐座が沢山ありますが、この岩のどれかに太陽が反射するものと思われます。騙されたと思って観てみて下さい。非常に神秘的な光景で、崇高な感じがします。恐らく、冬至の季節に合わせて反射されるように設計されたと私は考えていますが、調査したことはないのであくまで推論です。現代のようなカレンダーがない時代において、山(岩)は暦を知る手段であったと考えています。その他の目的も多々あると思いますが、分からないことだらけです。ただ、分かりやすいところで、磐座と太陽の関係を読み解くことに関心があります。現代では山に木が生い茂ったり、岩に苔がついたり、建物が前に建設されたりして、本来の機能がわからなくなっているものがほとんどでしょうが、国内には似たような磐座は沢山あると思います。関連する文献や研究はほとんどなく、吉川宗明さんという方が書いた『岩石を信仰していた日本人』という本には比較的詳しくまとめられていますが、太陽や暦との関係はほとんど触れられていません。そうした中で、岐阜県下呂市金山町にある「金山巨石群」に関しては太陽の反射板ではなく、太陽観測措置だったようで一度見に行きたいと思っています。世界的に見ると、エジプトのピラミッドなどは夏至と冬至には8面体になるように設計されていて、古い時代の人はよく太陽を観測していたのだと思います。

世界遺産の宮島・弥山に掛かる不思議な光
https://www.youtube.com/watch?v=edsu6tZ8Oqc

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│-│-│2019/05/29(水) 23:20

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