アラカルト

明日は我が身

日本中が大混乱しています。動いていいのか、いけないのか。感染者数が多すぎてイメージできませんが、対策方法を見直さないと当然減ることはないわけです。個人的には人混みや危なそうな場所を避けつつ、可能な対策をした上で動くという方向で様子を見たいと思います。◆今朝、また変な夢を見ました。場所は都市部だと思いますが、外には出ていません。劇場かホールの中。自分は芸術監督の下に付いているサブディレクターのような担当です。大型クジラの模型を使った本格的なオペラか何かの裏方を担当しているんですが、本番直前に声楽隊側の演出家が急に左右のキャストを同時に登場させて歌わせたいと言い始め、困ってしまいます。かなり練習した上で行うなら分かりますが、ぶっつけでやってタイミングがずれたら大変なことになります。それを言うなら一回だけでもリハーサルをしておけば良かったと悔やんでいるところで目が覚めます。寝てるときぐらいゆっくり休みたいと思いました…。◆ところで、今朝の日経新聞朝刊の文化欄に原発事後のあった双葉郡3町の文化財についてかなり踏み込んだ記事が掲載されていました(詳しくは本誌を参照下さい)。あれから9年と4ヶ月あまりとなりますが、日経がこれだけきちんと記事を出すのは珍しいことだと思います。一瞬にして自分の町がなくなるという経験を我々はしてきたのです。その町の記憶がどのような状況になっているのかというのを少しでも多くの人に知ってもらいたいと思います。明日は我が身です。昨日は青森の核燃再処理工場が新基準に「適合」といったニュースが流れましたが、そもそもサイクル政策がこのままで良いはずありません。原発マンションのトイレができる気配もないし、またどこかで町がなくなる可能性はゼロではないのです。しかも再処理工場にかかった総事業費用が約14兆円とのこと。これだけあればメガソーラーがいくつできるでしょうか。私の計算では原発約56基分に相当します。経済振興というなら、まず大きな無駄から政策を見直すべきだと思います。

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│-│-│2020/07/30(木) 22:11

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