アラカルト

人間のエゴと真実

久々にいいお天気だったのでお出かけしたかったですが、我慢してお家時間としました。今日はちょっと念入りに車の手入れをしました。エンジンルームをクリーニングしたり、錆びている箇所に転換剤を湿布したり、塗装の剥げを塗り直したり。宣言が終わったら思いっきりドライブしたい。◆夜にDVDをレンタルして、前から見たかった「ワンダーウーマン1984」を鑑賞。なんだか、タイムマシンに乗ったような不思議な感覚でした。スミソニアンの博物館群が舞台になっているところも良かった。1980年代というのはハリウッド映画全盛期で、まだ家にビデオもなかったと記憶しています。美術セットも凝っていて、モールでの撮影は、映画「コマンド−」(1985年)を思い出しました。この頃はまだ、パソコンもインターネットも普及しておらず、もちろんスマホもありません。マイコンやオフコンの時代。それに、冷戦をありありと思い出しました。日本でも真剣に核シェルターを作る動きなんかもあったんですから、深刻でしたね。映画は、女性版スーパーマンみたいな内容ですが、テーマは「人間のエゴと真実」といったところでしょうか。誰しも願望はありますが、それが強くなりすぎると「争い」が起きてしまいます。それを少し強調したような感じ。主演のガル・ガドットさんははまり役で有名になったようですが、もともとイスラエル人。最近、またパレスチナとの対立が激化しましたが、原因はそれぞれの宗教が他の宗教を認めないというエゴから来ています。平和を実現するためには、エゴを捨てさえすればいいのですが、教義が邪魔をしてそれができません。唯一神を崇める宗教がある限り、残念ながら互いに認め合うという環境はまず生まれません。そういう意味で、宗教を習合していくような日本人の信仰観というのは特殊だなぁといつも思います。

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│-│-│2021/05/23(日) 23:43

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