アラカルト

好循環のまちづくり

日中はいいお天気でしたが、夕方から強烈な風が吹き始めました。花粉か黄砂かわかりませんが、一時鼻水がとまらなくなりました。このところ気候が荒れているので、気持ちくらいは落ち着いていたいものです。◆ところで、最近読んだ本の中でとくに良かったのが、枝廣淳子さんの『好循環のまちづくり』(岩波新書)です。先月発行されたばかりの新書。とても読みやすく、「まちづくりハンドブック」的な構成になっています。もともと翻訳家だったようですが、その後地域政策に関わり、有名なところでは、島根県・海士町の町おこしや、徳島県・上勝町のゼロウェイスト政策(ゴミを出さない政策)を指導されています。両方ともいつかきちんと調査をしたいと思っていたので、その舞台裏を知れてとても有意義な内容でした。やはり実践家の文章は説得力があります。かなり「腑に落ちる」本でした。一度お会いしたいです。この方は環境政策には強いのですが、文化政策的な視点がほとんどないのが残念でしたが、それぞれの得意分野を生かす政策を考えれば良いのだと思いました。ただ、それでも地域の二極化は止められないでしょうねぇ。

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│-│-│2021/05/25(火) 21:57

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