アラカルト

生まれ変わりの季節

昨日の話ですが、仕事終わりにいつものように藤森神社に御神水を汲みに行ったら「茅の輪」ができていました。もう大祓の季節ですね。今年も半年が終わりかぁ。あっという間。茅の輪は不思議な風習です。蘇民将来や牛頭天王と関わるようですが、これらの神は外来神と考えられており、朝鮮半島の神ともいわれますが、秦氏との関わりから牛頭天王はモーゼとの説もあり、案外そうかもと思ったりします。茅の輪はもともと小さいものだったようですが、こんなに大きくなったのは、日本古来の蛇信仰と関わりがあると私は考えています。輪の回りを八の字にくねくね回るのは、蛇が脱皮するのを模して、半年間自分に降り注いだ厄を落とす意味合いがあるのと思われます。また、穴は産道を模し、そこをくぐり抜けることで「生まれ変わり」をすることを意味しているのではないでしょうか。紫陽花苑近くに小さな穴がいくつもあって、覗いてみるとセミの幼虫が中から出てくるところでした。彼らも脱皮の時期ですね。

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│-│-│2021/06/29(火) 22:10

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