アラカルト

製造におけるSDGs

寒さのせいか、朝からなんだか体が重く、引き籠もりな一日。ちょっと外に出たらもの凄い風。早く春よ来い。◆北京冬期オリンピックが終わりましたね。ドーピングやスーツの問題などいろいろありましたが、とくに印象に残ったのは平野歩夢選手です。2回目のジャッジに不満を示しつつも内に秘め、3回目の演技を完璧に決め、言葉ではなく表現でもの申したのには絶句。「カッコイイとはこういうことだ」と思った瞬間でした。◆日中、ちょっとやりたかったジムニー部品のメンテナンスを実施。サイドウインカーとテールのコンビネーションランプをひたすら磨きました。2枚目の写真、上が磨く前、下が磨いた後です。古いレンズでも磨けばかなり綺麗になります☆現代のクルマのように形状が複雑ではないし、一体化もされていないので、とても扱いやすい。構造がシンプルなのです。こういうのを、「製造におけるSDGs」と私は考えています。製造期間が長く、世界中で販売されていたので補修部品も多いし、価格も安い。しかも、長く使えるように、社外品で専用のステンレス製のネジがネットで購入できるんです。鉄製だとすぐに錆びますが、これでしばらくは安心。旧型ジムニーは、小栗克彦さんというデザイナーが、メンテナンスのことも考えながらデザインしたものなんです。悲しいことに、彼はこのクルマを世に出した数年後、突然病でこの世を去ります。初期タイプが発表されたのが1981年ですから40年以上も前ですが、デザインや思想は時代を超えると思っていて、彼の思想を少しでも引き継げればと考えています。

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│-│-│2022/02/20(日) 22:42

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