アラカルト

清水寺でレイチェクカーソンを想う

今朝、鮮明な夢を見ました。戦場で敵と戦っています。しかも、私は女性兵士でした。これまであまたの夢を見てきましたが、自分が女性になっているのをはっきり認識できた初めての経験。このところ、テレビやネットで戦争の映像をみるので、脳が反応しているのでしょうか。とにかく、早く戦争が終わって欲しいし、戦争のない地球にしたい。◆午前中は仕事場で雑務をすまし、午後は先月から清水寺で毎月28日に開催される「1000マーケット」を覗いてきました。今回も鷲野染工場さんは精力的に出展されており意見交換をさせて頂き、会場を回る中でとても印象的だったのが中井農園(和束町・お茶栽培)さんでした。自ら「日本有機緑茶栽培・製造」と称されていて、農薬・化学肥料・除草剤を使わずにお茶の栽培をされています。こうして書くのは簡単ですが、実際行うのは大変です。その裏話を沢山お聞きすることができました。今日も茶摘みには絶好の日和らしいですが、それをせず広報活動を展開されているのは、それが茶摘みより重要だと考えてのことだそう。中井さんのような農園はわずか数パーセントで、彼も7年前に始めるに当たって、周りから「そんなこと無理・ダメ」といろいろ言われたそう。でも、本当に安心・安全って何だろうと考えた先に、有機栽培以外あり得ないという結論に達したそうです。「茶葉も色が悪くなる」などとも言われたそうですが、彼は「実際、これ見て色変ですか?」と問う。しかも、「この茶葉、農薬がかかっていないので食べられます」とも。茶葉や木が農薬を使うとどうなるのかという話は面白かったです。日頃、生産の現場を見る機会が無いので、こうして現場の人から実情をお伺いするのはとても有意義です。また、一方で知らされない現実も多いことに気づかされます。SDGsや循環型社会というけれど、本当にそのことを土壌レベルで考えて経営されている組織がどれだけあるのでしょうか。かつて、レイチェルカーソンが『沈黙の春』で環境汚染について警鐘を鳴らしたように、多くの農園で人体に影響がないといいつつも農薬や化学肥料等を使い続けることで、確実に土壌や人体は変化してくのではないでしょうか。それだけでなく、いまは世界中が放射能に汚染される危険性もはらんでいます。このことに、社会があとどのくらいの年月が経てば気がつくのかわかりませんが、私は自分の直感に従って生きていこうと思いました。戦争がないだけでなく、綺麗な海や土壌のある地球を後世に繋ぎたいものです。和束町の農園を見てみたいと思いました。

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│-│-│2022/05/28(土) 21:56

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