アラカルト

形を見るな、心を観よ

今日は安土で缶詰会議…。長い一週間やった。明日も大学院の授業はあるけれど…。帰りの高速で事故があり、抜けるのにかなりの時間がかかる。踏んだり蹴ったり。こんな週もありますね。◆会議後に博物館の館長に付き添っていただき、銅鐸の展示を見学。銅鐸も、胴体部分は神奈備山(滋賀の場合は三上山)で、取っ手部分は太陽(とくに夏至の朝日)であることを改めて確信しました。胴体部の川の流れのような模様は山にかかる霞か雲でしょう。動物や狩りの図は山の恵みを意味し、全体周囲のヒレは太陽のフレアと考えています。取っ手の穴は岩戸の穴、つまり再生の象徴です。大陸からもたらされた時は単なる道具だったのでしょうが、その後銅鐸そのもが祖神のモデルとなり、魂再生の象徴となったと思われます。ということで、私の中で謎解きは終わっています。いつか本にまとめたい。って、いろんな人に言っているので、誰かに書かれるかも知れないし、別にそれでも良い。そこまでのこだわりはない。でも、宗教民俗的な視点がどうしても必要になります。こうした信仰に関わる資料は形だけ見ていても理解できないのです。人の心を観ないといけません。とくに日本人の輪廻転生観が鍵となります。

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│-│-│2022/11/18(金) 21:46

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