アラカルト

ミラーニューロン

大学の教員をして16年目になりますが、学生もほんまいろいろです。とくにこの時期は休学者や退学者およびそのご家族とお話する機会が多くなります。大学にこれなくなった理由はそれぞれですが、最近多くなっていると思うのが「親との関係」です。親が子どもを精神的に支配し、身動きとれなくなっているような状況をよく感じます。ご家庭の事情ですので、こちらの対応にも限界はありますが、そんなときにふと書店で目にしたのが写真の本です。著者ご自身の体験をもとに書かれているのでかなり説得力があります。現在はカウンセラーをされていています。この本の中でとっても恐ろしいなぁと感じたのは「ミラーニューロン」という脳機能です。どこまで実証可能かよくわかりませんが、脳というのは他人に影響されやすい構造をもっていて、支配する側はそれをうまく利用するようです。世の中にはほんとに悪人が多いなぁと読んでいて腹が立ちますが、それを断ち切る方法が書いてあって、今後学生側の指導に役立ちそうです。仕事帰りのドトールでレタスドッグをがぶつきながらの読書でした。

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│-│-│2016/08/31(水) 23:40

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