アラカルト

ケータイの依存度について

今週は月曜日と木曜日が祝日なので、会社員にとっては有り難いのでしょうけれど、最近の大学は授業数確保のため、祝日が授業になります。当然振替なんてありません。授業が始まるとその準備や整理にかかりきりになりますので、気がつくともう夜中。初回の授業ではよくアンケートをとります。後期に受け持っているメディア系の授業では、ケータイの利用等に関して毎年調査を行っています。もう10年以上前ですが、ケータイが普及してきた頃に学生がお風呂にまでもって入るという話を聞いてから関心を持ちました。2年ほど前からはケータイ中毒症とも言える状況が見られるようになって、昨年からは「依存度」に関する設問も入れるようにしました。だいたいこの科目の受講者数は100名ですので、統計的には丁度良い数値です。昨年の依存度は59%で、思ったより多いと感じましたが、今年はそれを上回る68%が自分自身で依存を認めています。こうしたデータはメーカーや通信会社からは当然ですが一切情報が出てきません。私はほとんどケータイを使わないので月額使用料が2000円台でそれでも高いと思いますが、学生はその2倍、3倍は当たり前です。また、利用の中身を見てみると、ネット利用が圧倒的に多く、すでにメール利用の割合が下がっていることがわかります。今年特に際だっていたのが「電話」としての利用が項目に上がっていないケースが多く、通話の頻度も下がっているようです。これは詳しく調べていませんが、来年からはそうした項目も入れてみようと思いました。確かにこの前学生と何かをしていて調整先に「電話かけておいてよ」とお願いしたのですが、「電話苦手です」と言われたのを思い出しました。きちんと電話をする機会が少なくなっているのかも知れません。先日は手紙がきちんと書けないという話を聞き、今回は電話がうまくできないという話。ちょっと前に当たり前だったことがどんどん変化をしているということを大学という環境にいるとよく実感することができます。今夜はもう疲れてしまったので、外食で済ませました。たまにいくココイチでお気に入りの甘辛ルーのロースカツカレー☆このルーが美味しいんです!

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│-│-│2016/09/22(木) 22:03

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