アラカルト

ひのみこととは

今日は午後から急な仕事がいくつか入り、バタバタしていました。いつも思いますが、「夢をもつこと」って大事だなぁと思います。そして、単なる夢から現実へと向かう部分というのは、その人がもつエネルギーなんでしょう。さて、昨日の話になりますが、ビエンナーレに行く前に近江八幡にあるとある神社に寄りました。日尊神社です。「ひのみことじんじゃ」と読みます。ほとんど関心を持たれることもない小さな神社なんだろうと思いますが、私は気になって仕方ありません。滋賀県には不思議な神社が山ほどあります。近江八幡駅からそれほど遠くない広大な畑の一角にあります。そもそも日尊とは何かと思います。祭神は天照大神です。日尊と天照大神とはどういう関係なのでしょうか。面白いことにこの神社はかつては2つ存在し、西側に西日尊神社跡があります。徒歩で5分くらいしか離れていません。このような神社は見たことがありません。大正時代に合祀されたようで、近くの人の話では今は御旅所になっているとのこと。この神社は太古の時代まで遡れるようで、伊勢神宮の創建が西暦700年頃とされていますから、それよりずっと古いような気がします。しかもなぜ2つあるのでしょうか。謎です。この神社は日牟禮八幡宮のほぼ真南に位置し、ここから太郎坊方面、三上山、比叡山も綺麗に見えます。ところで、「ひのみこ=日の御子」とは「天皇」を意味します。「ひのみこ」は「日の巫女」でもあり、「ひみこ=卑弥呼」にも通じるのでしょうか。また、「日尊」を含む名前のある人物として有名なのは隠された神として知られる「饒速日尊」です。彼は別名、「天照国照彦火明櫛玉饒速日尊(あまてるくにてるひこあめのほあかりくしたまにぎはやひのみこと)」とも呼ばれ、名前に「天照」と「日尊」の両方が入っています。どうも重要な神社だったように思えてなりません。また、日牟禮八幡宮の日牟禮(ひむれ)とは、もともと「日群」と書き、応神天皇がこの辺りで休憩したときに、日輪(太陽)が二つ見えたことからこの名前があります。この伝承とも関わるのでしょうか。日牟禮八幡宮の境内には「岩戸神社」という小さな祠がありますが、ここには「撞賢木厳之御魂天疎向津姫命(つきさかきいつのみたまあまさかるむかつひめのみこと)」という神功皇后と関わる神様が祀られています。この神は一説には天照大神の荒魂とされています。向津姫命というのは、これまた隠された神として知られる瀬織津姫命のことです。近江八幡の人々は信仰が篤く、かつては伊勢神宮によく参拝されていたようで、どうしても行けないときはこの岩戸神社にお参りしたと立て札には書いてあります。日尊神社にもお参りしたのでしょうか。いつかこの辺の謎を解いてみたいと思いました。もちろん、家族の健康と、その他もろもろお祈りもいたしました。実は父の名は「照嶽」、母の名は「陽子」ですので、不思議なことに二人とも天照大神や日尊と関係があるのです。夜のお菓子は先日駅前の北海道フェアーで買ったロイズのチョコチップ。これが大好きすぎて、ボリボリが止まりませんでした☆

1.JPG
2.JPG

3.JPG

4.JPG
│-│-│2018/10/29(月) 23:06

page top