アラカルト

文化芸術振興のゆくえ

いよいよ来ましたジメジメシーズン。この時期は身体が重く、頭も3割ぐらい動かなくなりす。つまり、何もやる気が起きないのです。さて、今日は先日行った東京視察の報告を。東京に行ったらほぼ必ず行くのがアーツ千代田3331というところ。学校を改装しアーツセンターにしたところで、いつもいろんな刺激をいただきます。今回は千値練(これでセンチネルと読みます)の展示。最初は人の名前かと思いましたが、フィギュアを作る会社のこと。最近はメカトロウィーゴなるキャラクターが人気を博しているようです。ほとんどついていけませんが、時代が変わっているということはよく分かります。展示場の一角に「東京ビエンナーレ2020」のコーナーがありました。見る人は誰もいませんでしたが、こういう展示があるのが大事だと思います。プロセス展示が面白かったので、かなり長時間見学をしました。小池一子さんがかかわっているようです。1991年に日本で初のアートマネジメント講座が慶応大学で開かれ、私は1期生として参加したのですが、彼女はその時の講師陣の1名で、当時はオルタナティブスペースを積極的に展開していたことで知られていました。もう28年も前のことなんですねぇ。でも、精力的にご活躍のようで嬉しく思いました。ただ、「ビエンナーレ」と謳っている時点で、若い人からしたらもう「古い」のかも知れません。今後の文化芸術振興というのはどういう方向に行くのでしょうか。放っておくと経済政策に飲み込まれてしまうような気がしてなりません。

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│-│-│2019/06/27(木) 23:23

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