アラカルト

水と風は100年かけて森を育てる

3連休が始まりましたが、雨なのでどこも行く気がしません。この時期に原稿編集を進めないと、また9月までできなくなるため仕事場へ。ただ、今日は溜まっていた事務処理と依頼原稿を作ったら終わってしまった…。◆ところで、今年の1月にアニメージュ展を観に行きましたが、その時に買ったのが写真の宮崎さんと大塚さんの本です。しっかり読みたかったので、隙間時間にチビリチビリと読み続け、今日読了しました。壮大なアニメ史を学んだ感じです。子どもの頃に観ていたアニメの舞台裏です。もう一度見直してみたいと思いました。宮崎さんは本当に哲学的な部分を重んじ、大塚さんは職人に徹するという、双方ともに個性的なキャラクターです。宮崎さんは「子どものための作品」にこだわりますが、実は私が好きなのは、彼が自分のために作った「ナウシカ」や「紅の豚」です。今、ジブリはマスコミをシャットアウトして何かをしているらしい。一説に「ナウシカ2」の製作をしているとも噂されていますが、私はその説を支持しています。なぜなら、「我々はこの2年間、ずっとマスクをする生活を強いられている」からで、劇中の世界が現実となったわけです。しかも、ウクライナで戦争が起き、もしかしたら核戦争になるかも知れません。そうなれば、ストーリーの前提となる「火の7日間」(ナウシカの時代よりも1000年前、人類が築き上げた文明をわずか7日間で崩壊させてしまった戦争のこと)までもが現実になる恐れもあります。村の老人は、敵将に対してこういう言葉を発します。「あんたは火を使う。そりゃわしらも少しは使うがの、多すぎる火は何も生みやせん。火は森を一日で灰にする。水と風は100年かけて森を育てるんじゃ」。これ以上「火」が使われないことを祈ります。◆どうしても銭湯に行きたかったので、夕方に草津の水春さんへ。大きいお風呂はやっぱりスッキリしますね☆

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│-│-│2022/03/19(土) 21:57

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