アラカルト

立派な経営者

また夏が戻ってきた感じです。日中、所用で出かけたら熱中症になりかけました。危ない、危ない。気をつけましょう。◆先日、京セラの創業者であり名誉会長の稲盛和夫さんがお亡くなりになりました。心よりご冥福をお祈り申し上げます。彼は京都の枠に止まらず、世界を代表する経営者になったといえるでしょう。世界的な経営者は沢山おりますが、彼のような立派な経営者は少なくなったように思います。何より「人間性」に磨きをかける努力を惜しまなかった人だと思います。お会いする機会はありませんでしたが、間接的にいろいろ学ばせて頂きました。写真の本は、たまたま机の近くにあったもので、彼の経営哲学をアルバイトの女の子を通して漫画で学べるもので、学生用に買ったものです。稲盛さん的に、人生や仕事の結果は、「能力×熱意×考え方」で決まるといいます。デジタル化が進む時代の中で、ちょっと古くさく思えるかも知れませんが、だからこそますます重要になるはずです。この中でも「考え方」はより重要で、その哲学を極めていくと、最終的には近江商人の「三方良し(売り手良し、買い手良し、世間良し)」に繋がるように思います。「自分さえ良ければ」という経営者は長続きしないし、何より長い目でみたときに信頼されません。その三方良しの哲学を未来に繋げるため、実は明日、東近江市に宿泊型研修施設「NIPPONIA五個荘 近江商人の街 外村宇兵衛邸」が開業します。私自身もより深く哲学を学び、学生たちに少しでも伝えられたらと思います。

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│-│-│2022/08/31(水) 22:21

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