アラカルト

環境や親の影響力

珍しく、玉虫と遭遇しました。飛んでいるところはたまに見ますが、近くで遭遇するのは何年振りでしょうか。夜でしたのでブレてしまい、うまく写真が撮れませんでしたが、羽の色が美しくとても綺麗でした。先日、上原先生のご自宅に伺った時も、先生が採取された玉虫がケースに保管されていました。先生は長年、法隆寺の玉虫厨子の研究をされていたこともあり、玉虫とは縁がありました。なので、なんだか先生とお会いしたような気持になりました。そういえば、この間滋賀大学の構内で、女子学生が大騒ぎしているので何かと思ったら、近くで玉虫が飛んでいました。学生はそれを蜂だと思ったのでしょう。でも、飛び方を見るとすぐにわかります。玉虫は胴体を立てて飛ぶので、ちょっとヘンテコリンなんです。しかも色も音も違う。「これは蜂じゃないから大丈夫だよ」と学生に伝えるとちょっとホッとしたような顔で去っていきました。先生になる人たちなのだから蜂と玉虫の違いくらい知っておいて欲しいなぁと思いますが、最近は虫を頭から毛嫌いする学生も増えてきました。生活が自然から乖離しすぎているのでしょうか、あるいは親が嫌いだと子供にも影響を与えることもあります。日ごろから自然に触れることを忘れないようにしたいと思います。

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│-│-│2018/08/10(金) 23:18

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