アラカルト

近江の麻

3連休ですので、有り難く1日何もせずに身体を休めました。ところで、先日行った近江上布伝統産業会館ですが、とても良かったです。滋賀に麻布の生産拠点があることは知っていましたが、行く機会がなくようやく見学ができました。ほとんと展示機能はなくアンテナショップみたいな感じでしたが、職員の方がとても親切な方でいろいろお伺いしました。「近江上布(じょうふ)」とは、麻でできた織物ですが、とても厳密に取り決めがされていて、現在織れる方は4名ほどだそうです。もう文化的レッドデータのようなもの。ただ、近江上布ほどの厳しい基準でない物は、「近江の麻」といってさまざまな製品を考案し、産業振興を進めています。実際生地に触ると違いが分かります。よく歴史系博物館で縄文人の衣装などが再現されていたり、それを着させる体験などがありますが、アンギンなどはもっと着やすい加工がいろいろなされていたと考えています。そのヒントがここにあります。日頃使えるものとして、とりあえず布巾を買ってみました。開発されて間もない商品とのことで課題もあるとのことでしたが、自宅でモニタリングしていければと思います。関連資料やDVDなどもあったので、全部購入。こうした資源をゼミの研究開発で使えないだろうか。滋賀の学生も多いので卒業論文でも取り上げてほしいものです。海外のアウトレット商品も良いけれど、滋賀の地場資源でオリジナルウェアを独自開発するのも面白いかもしれません。京都ではほとんど目にすることはありませんので認知はほとんどないと思いますが、私はこうしたあまり着目されない資源を掘り起こすのがなぜか好きなのです。お昼は久しぶりにロビンさんでアボガドとシメジのジェノベーゼを。本格的な味で、本場イタリアに居るようでした☆

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│-│-│2018/09/17(月) 22:55

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