アラカルト

四天王寺のミステリー

後期の木曜日は遅くまで授業があるのでグッタリ。終わったら1時間くらい研究室で動けません。世界バレーがあったので、がんばって家に帰り、山科出身のリベロ・井上琴絵選手の応援をしていました。ドイツにストレート勝ち!凄いです。さて、大阪の続きです。まだまだあります。せっかく天王寺に行ったので、四天王寺に参拝。30年ぶりでしょうか、だいぶ整備が進んでいる感じ。ここは何度か火災で焼けているので、伽藍は鉄筋コンクリートですが、様式は昔のまま。つまり、日本最古の寺院建築様式が見られます。とくに金堂は錣葺き(しころぶき)といって切り妻と寄棟を合わせた独特の形です。私の恩師は玉虫厨子も同じ錣葺きであることから、消失前の法隆寺もこの様式であった可能性を指摘していました。昔はそうした建築的なところしか関心ありませんでしたが、最近は別のところに関心が。つまり、このお寺、お寺なんですが西門に鳥居があります。鳥居の起源はよくわかっていませんが、ここの鳥居は国内でも最古級の鳥居です。いまは石造りですが、昔は木造。様式に変更はないそうです。よく神仏習合の名残と思われがちですが、そんな時代よりもっと古い時代に作られてたもの。ここは南から見るとお寺に見え、西から見ると神社に見えます。また、東西のラインは綺麗に整備されています。そして一番奥に隠されたものがあります。それが物部守屋さんの墓所。つまり、ここは物部守屋さんの霊を弔う神社でもあります。ちなみに熊野権現拝礼石なるものも。そして、その北東ラインと東西ラインの交差点が金堂前になり、そこになにげに転法輪石が置かれています。ほんものはここの地中に埋められているとのこと。法輪とはチャクラを意味します。非常に重要な臍のようなもの。守屋さんの怨念をいろんな形で封印している感じがする、とても不思議な空間なのです。石にそっと手をかざしてみましたが…何も感じませんでした(笑)休憩所で売っていたソフトクリームがとてもクリーミーで美味しかったです☆

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│-│-│2018/10/04(木) 23:15

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