Access: |
アラカルト予知能力を持つ女神今日は粉雪が舞うくらいの寒さでした。3連休の中日ですが、明日の地方入試の関係で京都にはおらずホテルで缶詰めです。さて、昨日の話になりますが、オートメッセに行く途中環状線の弁天町で地下鉄に乗り換えるのですが、ちょっと弁天町の町をフィールドワークしたくなりました。以前はこの駅に隣接してJR西日本の交通科学博物館があり(その後、京都鉄道博物館に移転、今は駐車場に)、卒業生が学芸員をしていたこともあり、施設にのみ行っていて、町を見たことがありませんでした。考えてみれば「弁天町」ですから、どこかに弁財天を祀る神社があるのだろうと思い、交番で地図をお借りして探してみたり、地域の事をよく知っているであろう不動産屋さんにも確認しましたが、皆「まったく知らない」とのこと。地域には「波除」の地名があるように、津波との関係も伺えました。少し離れた三社神社の方にお話を伺ったところ、かつてあったらしいとのことでした。この地域はもともと海で、元禄時代から埋め立てをして田んぼにしてきたようです。造成が進むたびに三社神社も移転を繰り返して今日に至ります。とくに、空襲によりこの辺りはかなり被害があったようで、その時に町も大きく変わったようです。弁天様は災害が起る前に女性の姿になって現われ、災害を未然に教えたり大津波の襲来を予告したりして人達を救ってくれる存在として信仰されていることが多く、海沿いには弁天様を祀るところが今でも多く残ります。弁財天とは予知能力を持つ女神なのかも知れません。ただ、時代の流れの中で、その信仰が失われてしまったのでしょうか。私はまだこの地域のどこかの敷地か家の中に細々と祀られているような気がしてなりません。昼食をとろうとしたのですが、なかなか店が見つからずうろうろしていてら、三社神社近くに「サンガム」というインド料理屋さんを発見。カレー好きの私には最高のめぐりあわせでした☆ちなみに「サンガム」とは「出会い」という意味だそうです。
│-│-│2019/02/10(日) 18:42│
|