アラカルト

未来への手紙

今夜はちょっと涼しいですね。ホッとします。でもすぐに暑くなるみたいなので、油断できないですね。もうすぐ後期が始まってしまうので、いまできることを粛々としています。さて、先日から映画「ヴァイオレット・エバーガーデン外伝」が始まってしまい、DVDレンタルがずっと貸し出されたままで、なかなか全部みられません。みんな見たいんでしょうねぇ。それで、なんとか5巻を借りて観たんですが、これがとっても素晴らしい。1つのDVDに2話ずつ入っていますので、5巻は9話と10話が収録されています。このうちの9話はまだ彼女が戦場にいたときの話で、10話が母と子の物語なんです。この10話にジーンと来ました。病弱でこの先長く生きられない母が、小さな子どものために沢山の手紙を残していくというストーリーで、もう観ていられないくらい心に来ます。映画のシナリオとも少し被るところがあるので、脚本家が一緒かも知れません。人の表現もアニメだということを忘れてしまうくらい、とても細やかな描写がなされていました。ちょっと褒めすぎですかね。騙されたと思ってぜひ一度観て下さい。人が愛おしくなると思います。人生の中で巡り会う大切な作品を京アニさんは作り続けているからこそ、人々に支持されるのだと思います。私も自分の仕事を通じて少しでもそうしたプロデュースができればと思います。先日、ICOM大会にボランティア参加した学生と学内でたまたま呼び止められ、大きな声で「貴重な機会を与えて頂き本当にありがとうございました」と言われました。海外の人や専門の人と学生なりに交流をしたようで、そこで大きな何かを得た顔をしていました。自分にできることは些細なことですが、その経験を通じて自分の心の糧となったのならば、本望です。

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│-│-│2019/09/12(木) 23:11

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