アラカルト

50年後のファッション

今日は祝日ですが、授業日数の関係で平常授業日でした。夜のニュース報道をみていると、台風の影響でまだ孤立している集落があるそうですね。早めに対策がとられることを祈るばかりです。文化施設の情報はいまのところ確認はとれていませんが、今後出てくる可能性は高いと思われます。ところで、昨日の話になりますが、午後に岡崎公園の京都国立近代美術館に行ってきました。今日で終わりになる京都服飾文化研究財団(ワコールの服飾研究組織です)さんの「ドレス・コード」展を鑑賞。企画内容に合わせ、今回は比較的新しい時代の作品が多数展示されていました。財団さんとは昔ここでコラボ企画をしたことがあるので、とても懐かしいです。展示デザインとしても斬新な点が多々見られ、勉強になりました。私は服へのこだわりはあんまりありませんが、よく思うのはこんなにモノが溢れる時代なのに、自分が欲しいと思う服がないといつも思います。また、服飾文化については人生をかけて従来のドレスコードに反抗した今和次郎先生を尊敬していますが、彼が言っていたように地域の風土に合った衣装がまだ十分発達していないようにも感じます。その分、開発の余地があるということでしょうか。私は民博や地域の歴史系博物館とテキスタイル業界がコラボして新しい服飾の研究開発ができれば面白いのになぁといつも思っています。去年も近江上布の施設に行ったときも、素材は良いのにデザインがいまいちで、しかも男性モノはほとんどないので、同じようなことを感じた記憶があります。民族衣装・素材にこそ、未来の服飾革新につながる要素があると信じています。恐らく、あと50年くらいの間に日本人の服装はかなり変わると思っています。美術館の外では京都学生祭典が行われていました。前日が台風だったため、プログラムがぐちゃぐちゃになっていましたが、この日は快晴だったので、学生達ははじけていました。そういえば、このそでふれの衣装は面白いと思います。うちの大学の学生もどこかにいたはずですが、人数が多すぎてよく分かりませんでした。以前よりも規模が大きくなっているので、もうこの場所では狭い感じがしました。できればスタジアムなどもう少し広い空間と、観覧席のある高い場所から鑑賞ができるとその魅力も高まると思いました。

1.JPG
2.JPG

3.JPG
│-│-│2019/10/14(月) 23:07

page top