アラカルト

機能性とデザイン性

また大雨が来るようで、気が滅入ります。何事もなく過ぎてくれるといいのですが。◆今朝も夢を見ました。場所は山あいの町。私は地域コンサルタントか何かです。この町に、昔役場が観光目的で作ったリフトに乗って、状況調査をしています(写真は昨年乗った徳島・剣山のリフト)。役場の人達は現実では会ったこともない人ばかりでしたが、夢の中ではとても親しく話していたので、夢の中の知人であることは間違いありません。リフトの設備は全体的にかなり老朽化していましたが、所々入れ替えたのか新しい椅子が付けられています。通常のリフトは椅子の片側にバーがあって、それに捕まるような構造になっていますが、新しい椅子は色が派手という点に加え正面にバーが付いていてとても乗りにくいものでした。山の方まで行ってから、折り返して戻ってきます。この距離がもの凄く長かったように記憶しています。麓の乗り場は、なぜか町役場と直結しているという、変な構造です。調査診断の結論としては「全面リニューアルすべき」という典型例でした。部分改修はされていますが、トータルデザインという発想がそもそも無いのが残念でした。一部が綺麗になると、かえってそこが浮いてしまい全体の雰囲気を壊してしまうことがあります。また、取り替えなくても機能する部分があったとしても、塗装が剥げていたり錆が出ているのを平気で放置している状況に唖然となりました。機能的に使えれば良いというだけではお客様をお呼びする環境としては不十分なのに、そのことに全然気がつかないのです。日本の行政は機能性は重視してもデザイン性は重視しないという特徴が昔からあって、それは何故だろうと考えたときに、やはり教育カリキュラムに感性を育てるプログラムが少ないからだと考える次第です。昨日も芸術鑑賞法について少し触れましたが、夢の中でそんなことを考えるとは「夢にも思いませんでした」。なんだか急にリフトに乗ってみたくなりました。

1.JPG
│-│-│2019/10/24(木) 22:59

page top