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アラカルト御所野遺跡とエコハウス岩手での古代見聞です。縄文土器というと素焼きのイメージがありますが、実は写真のように漆で彩色した美しい器もあるんです。土器と漆は縄文人の発明品です。大きな道具で漆を絞りますが少量しかとれず、貴重品でした。マニアックな私が見たかったのは、御所野遺跡の竪穴式住居。建物を土で覆ってたのを立証した貴重な遺跡です。竪穴は地熱エネルギーを利用し、冬は土と雪の二重断熱という自然エネルギーを古の人は使っていたんです。しかも壁がないので今回の震災で倒壊していません。これほど災害に強い構造はそうそうないでしょう。だから竪穴式住居は1万年以上も利用されてきたのです。しかし、なぜか平安時代になくなっていくのですが、縄文人は究極のエコハウスを1万年以上も前に考案していたんです。東北の地を巡れば巡るほど古代人の知恵と精神性に感銘を受けるのです。
│-│-│2014/08/24(日) 23:41│
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