アラカルト

信長の夢

明日から天候がまた大きく崩れるみたいですね。着るものには気を付けたいと思います。◆今日も入試。拘束時間は短かったものの、雑用もしていたら結局1日仕事をしていた感じ。われわれは代休がないので、悲しい限りです。◆話はだいぶ遡って、近江八幡の時のこと。運命的か、偶然かわかりませんが、報告会時、大勢いる参加者の中で私が座った席の前後にお坊さんが着席されました(あとでその事がわかるのですが)。あの日は体調があまりよくなく、フィールドワークは遠慮しようかと思っていましたが、これは逃げられないと思いました。最初に安土駅にほど近い「浄厳院」さんに。ここは以前に一度伺っていますが、信長が建てさせたお寺で、外からはわかりにくいですが、宇治の平等院とそっくりな阿弥陀如来像が安置されています。時代的に少し新しいものですが、とにかく立派な仏像です。滋賀にはこうしたお寺が普通にひっそりと存在しているのです。もっと着目をされても良い場所ですが、宣伝や見せ方、アクセスが悪すぎます。とても、モッタイナイ。また、この場所で歴史的に有名な「安土問答」という浄土宗と法華宗の論争が、1579年に行われたのです。法華宗が論争をふっかけ、最後は浄土宗が勝つのですが、信長は法華宗の人達に以後論争をするのは絶対やめるようお達しを出します。私はもともと信長について深い関心はありませんでしたが、安土城に関わり史跡などを巡るうち、彼の思想がだんだん分かるようになってきました(いろんな説はありますが)。恐らく、彼はどちらの宗教が良い悪いではなく、「争い事が嫌いだった」のだと思います。比叡山焼き討ちなどで、残忍な側面がクローズアップされますが、対立する動きを全て封じたかったのだと思います。結局それで最終的な目標というか、彼の夢は「あらゆる宗教の習合」だったのではないかと感じるようになりました。そう考えると、安土城の設計思想がなんとなく見えてくるのです。それが、ひいては世界平和に繋がるのだと思います。ただ、思いが行き過ぎてしまったので、光秀に裏切られたのだと思うようになっています。大河ではどのように描いていくのでしょうか。◆入試の山は過ぎたので、帰りにジム近くのドトールさんでリンゴのミルクレープを。初めて食べますが、鉄板的な味です☆どのこお店も飽きさせないよう、新たな商品開発を続ける姿勢にいつも感服します。私はスタバも嫌いではないですが、なぜかドトールの方が落ち着くんです。

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│-│-│2020/02/16(日) 22:15

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