アラカルト

足下を見直す

イギリスの首相が新型コロナに感染したそうですね!都市封鎖も現実味を帯びてきた感じです。大変不安ではありますが、一方でこうした大規模な災害が発生すると、被災者や関係者の連帯感が高まり、一時的に高いモラルを有するコミュニティが生まれる現象が生じることがあります。アメリカの著作家であるレベッカ・ソルニットさんは、この現象を「災害ユートピア」と呼び、広く知られるようになりました。このコミュニティは長続きしないものとされますが、平時には見えない人との関係を知るチャンスと捉えることもできるでしょう。いざという時に慌てない人でありたい。◆今日は那智勝浦町の方から、新しいまぐろのパンフレットと駈け上がりの記事が掲載された新聞が届きました。ありがとうございます。パンフレットの表紙が素晴らしい☆余計な情報を排除してデザインされています。中のレイアウトも素晴らしかったんですが、個々の写真のクオリティがバラバラで、その点は今後の課題に感じました。取り急ぎ、町紹介ボートに掲示しました。パンフレットを見ていて思ったんですが、単にお店紹介だけでなく、回遊性の「まぐろストリート」を作ってはどうかということ、一人で何カ所も回れるように「ハーフサイズ」や「ミニサイズ」の安いメニューを作ったらどうかといったことを考えました。何度も行っていますが、ほとんど知らないママなので、思いつきました。また、新聞にはまぐろラーメンなるものが開発されたとありましたが、年に一度、こうしたグルメコンテストをして食べた方に審査してもらうイベントがあれば、メニューのクオリティも上がっていくのではないでしょうか。もう遅いけど、熊野再発見プロジェクトではそんなことを連携してやってみたかった。ロケットも悪くないけれど、その時だけです。日常における足下の基盤を見直すことがエリアマネジメントでは大切に思います。実は、そうした日頃の活動における薄い繋がりや信頼が、有事には災害ユートピアの核として発展すると私は信じています。

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│-│-│2020/03/27(金) 23:55

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