アラカルト

動く産業遺産

ようやく一週間が終わりました。。今年の後期は前期分の実習を回したので、今週は8コマ。来週は10コマになります。今週だけでヘトヘトなのに今後やっていけるだろうか…。しかも、コロナでいろんな対応が舞い降りてきます。死なない程度にぼちぼち頑張ります。◆さて、先日の事ですが、新十条通を走っていたら、見慣れない車が遠くに見えたので追っかけてみました。近づいてみたら、あらビックリ。なんと初代ジムニーでした。珍しい。たまたま手の届くところにカメラがあったのでパチリ。この後すぐに他の車に割り込まれましたので、数秒のことです。リア部分だけでもいろんなことが分かります。この車はオーバーフェンダーが付いていますので、ジムニーの「SJ10」というタイプになります。550cc。エンジンは「LJ50型」というもの。別の車種ですが、昔このエンジンの車に乗っていたことがあります。昔の2ストロークタイプで、ものすごい粘りがあり、また非常に頑丈で壊れにくい構造をしています。リアのナンバープレートが中央よりもやや右寄りに設置されているので、SJ10の2型以前のモデルです。つまり、1976年〜1978年の間に製造されたものであることが分かります。従って、新しくても42年以上が経過していることになります。それでも普通に現代の車に混ざって走れています。LJ50は坂道は不得意ですが、平地を走る分には現代でも問題なく走ることができます。また、エンジンを修理してくれるショップもまだありますし、リビルトエンジン(綺麗に修理された中古エンジン)も売っていますので、エンジンが壊れても載せ替えればいいのです。ジムニーはほんとに動く産業遺産かも知れません。現代の車は、所有平均が8年、また平均13年で破棄され、13年以上乗ると税が高くなります。それが本当にエコなのでしょうか?そのようなものづくりはいつまで続くのでしょうか。排ガスの問題はありますが、42年も大切に乗り続けられていることの意味を考えてしまいます。スミマセン、ジムニーマニアの独り言でした。

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│-│-│2020/09/25(金) 22:08

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