アラカルト

脳科学的に見たミュージアム?

今日はとある授業の中間テストを実施し、その後採点。最近はリモート導入に合わせ、テストも自動採点システムを導入する先生もいるようです。が、30分もあれば採点できるので、もうしばらくは紙でいいかな。ちなみに、出席もまだ紙でとっています。カード出席システムはエラーが起きたり、学生がカードを忘れたりするので、結局紙が一番正確だったりするのです。ちょっとの手間はありますが、その手間の時間を有効に使うノウハウを私はいくつかもっています。◆さて、最近買って隙間時間に読んでいたのがこの本。脳科学者で最近著名になっている中野信子さんがなぜかミュージアムの本を発行。熊澤弘さんって誰かと思ったら美術史家でした。中野さんは今熊澤さんの講義を受けているとのことでこの本を発想されたようです。内容的には美術館学入門です。中野さんの本というより、熊澤さんの美術館概論の4コマくらいの講義を本にした感じです。脳科学の視点はほとんどと言って良いほどありませんが、他分野の人がミュージアムを語ることで、最近下火になっている美術館や博物館に少しでも関心が集まれば嬉しい限りです。前に、タイトルに「脳」を付けるだけで本が売れると、何かで読んだことがあります。ある意味それに準じてしまっている本である点は残念なところかも知れません。斬新な切り口を期待すると、完全に裏切られるでしょう。

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│-│-│2020/12/03(木) 22:08

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