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アラカルト心を正すアートワークショップ忘年会もなく、クリスマスもお正月もそれらしくない雰囲気になりそうな年末。今までに経験したことのない状況ではありますが、だからこそ今までにない「何か」を少しでも考えたいものです。◆ところで昨日の話になりますが、博物館経営論という授業で特別講義を実施しました。お越し頂いたのは、いつもお世話になっている滋賀次世代文化芸術センターの副代表をされている津屋さんです。今年は4月の時点で学校でのアートワークショップが全く実施ができず、実績がゼロになるかも知れなかったのですが、なんと蓋を開けてみれば、6月以降問い合わせが相次ぎ、114件延約5000人の子ども達への実施となったとのこと。だいたい、美術館などではワークショップを行うかどうかまだ判断に迷っている施設もある中で、なぜそれが可能だったのか。いろいろお聞きする中で浮き彫りになってきたのが「心のケア」というキーワードでした。かつて震災の時に心のケアとして福島県でワークショップを行った実績があり、実はコロナ禍というのはまさに被災意識に似た状況があることが分かりました。こうした環境下で、単にカリキュラムを行うこと以上に、ケア効果を認識する先生方からの依頼が次々に入ってきたようです。「アートは心を正す」のです。ちなみに、ザッと計算してみたら、私の場合、後期に対面授業で対峙した学生は延べ約3000人でした。手分けして行うにせよ、アウトリーチで5000人に対応することがどれだけ大変なのかが認識できます。お忙しい中、本当にありがとうございました。
│-│-│2020/12/22(火) 21:49│
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