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アラカルト現代のへそくり朝からものすごい豪雨。学内の梅の花がだいぶ散ってしまいましたが、まだ大丈夫です。城南宮も綺麗なんだろうなぁ。密になりそうなので、今年は我慢します。◆さて、1960年代から1970年代頃だったでしょうか、テレビがまだ白黒だった頃、古くなると画面の上下が黒くなって乱れる現象がよくありました。そういうときは、だいたいテレビの側面を手で少々強めに「バン、バン!」と叩くと正常に戻ったりしたものです。最近でもパソコンの画面がちょっとしたことでフリーズすることがよくあり、「とりあえずリセット」すると治ったりします。先日、みずほ銀行の金融システムにトラブルがあり1日中ATMが使えなくなったようですが、まさかリセットしただけではないでしょう。機能を一つのシステムに統合するのはとても利便性は高くなりますが、いざ使えなくなったときには逆に何もできなくなります。加えて日本は災害大国ですので、有事にはまったく機能しないと考えた方が良いでしょう。自分でメンテもできません。ですので、バックアップシステムが必要になります。つまり。同じ機能をもう一つか二つ補助で準備しておかなければなりません。結果的に非常に無駄が多くならざるを得ないのです。また、これからのネットワーク社会では、単に故障だけでなく恐ろしいのは「サイバー攻撃」です。近年におけるサイバー攻撃推移を図で示しておきますが(出典:警察庁<警察のセンサーで検知されたアクセス件数の推移>)、このところ急激に増えていて警察もどこまで追えるのだろうかという危惧を持ちます。背景にあるのは端末の多さです。今後、5Gとかがさらに普及する時代になればいろんなところに繋がってとても便利になるのでしょうが、一方でますます不具合も増大してくことになるでしょう。覚えておいて欲しいのは、攻撃対象の多くは「お金」です。現在は新型コロナウイルスが猛威をふるっていますが、未来社会では機械が正常に動かなくなるというのは、おそらく日常茶飯事になると私は読んでいて、いざという時に頼りになるのは、やっぱり「現代のへそくり(非常時に対応する多様な備え)」と「信頼できる関係性」かなと思います。あとは、そうした機器がなくても生きられる「気構え」や「ノウハウ」を持っておくことだと考えています。
│-│-│2021/03/02(火) 21:38│
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