アラカルト

日本の洗濯が始まる

あれから10年。改めて犠牲になられた方々に哀悼の意を表しご冥福をお祈りいたします。個人的には備蓄や備品、部屋のチェックをする日と決めています。朝から家と職場の確認作業をしました。仕事柄書籍の量が多いですが、本棚はボルトで固定してあるので、上の方は隙間なく本を入れて動かないように工夫しています。◆ところで、現在でもまだ4万1千人もの方が避難を続けておられます。その中で原発事故による避難者が3万6千人にもおよびます。あの事故がどのような意味を持つのか、今一度真剣に考える必要があるのではないでしょうか。ちなみに、原子力規制委員会というなんとなく第3者機関のような組織がありますが、あれは身内で固めたものです。簡単に今の委員長の立場を書いておきます。下の4項目だけでも見て下さい。

●原子力規制委員会の委員長は「更田豊志」(元日本原子力研究開発機構所属:昔の「動燃」)です
●更田豊志の父親は日本原子力研究所副理事長だった「更田豊治郎」です
●更田豊治郎は、原発製造会社である三菱電機の重役を努めた「更田健彦」の娘婿です
●つまり、更田健彦は更田豊志の祖父という関係なわけで、ここに動燃と三菱の繋がりが伺えます

ということで、委員長がこうした経歴を持ち、自身および関係者が利益を得てきたわけですから、原子力規制委員会の目的は今後も何らかの落としどころを見つけて原子力を存続させる組織であることは間違いありません。上記は氷山の一角にすぎません。たまに委員長が東電に厳しいことをいったりしますが、私には出来レースの演技にしか見えません。今日も「安全神話を許さない」などと発言していましたが、本人達が安全神話を作り出し、これからも作り出していくわけです。私は彼らをどうしても許せません。また、こうした背景についてメディアがほとんど報じない(報じられない)ため、国民は気がつかないのです。彼らが何をしてきたか、そして今何をしているかということを。残念ですが、このズブズブの関係を放置していくことが次の災害を起こす吉凶となる可能性があります。すでに隠蔽体質が露呈してきています。そして事故が起きても責任はとらない、国民のお金で処理をする…とても同じ人間とは思えません。それに便乗する政治家もどうかしています。坂本龍馬ではないですが、そろそろ洗濯が始まる時期なのかも知れません。その先鋒がどうなるのかが見物です。政府は原発に見切りをつけ、水素に舵を切り始めています。地球温暖化は「国際的な方便」にすぎません。彼らにとって温暖化の要因などどうでもよいのです。原発や水素の利権がほしいのです。一方で水素は「水素爆発」を起こす危険な物質です。どんなに高性能なタンクを作っても、また震災等で亀裂が入らないとも限りません。爆発したら周辺エリアが吹き飛ばされます。絶対安全などということはないのです。そのことをよく考えて慎重に展開してほしいと願います。

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│-│-│2021/03/11(木) 22:04

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