アラカルト

京都時宗道場御朱印巡り

学内の桜が最盛期を迎えつつあります。数日前のことですが、気持ちが良かったので、休憩時間に少し大学周りを散歩していたら、なぜか歓喜光寺さんが気になったので寄ってみました。このお寺は時宗六条派の本山で、もとは京都六条河原、今の錦天満宮さんの位置にあり、明治の神仏分離令までは錦天満宮さんと同じ境内にありました。明治40年に東山の法国寺と合併しそこに移転ましたが、さらに駐車場改修の関係で昭和50年にここ山科に移ってきています。ですので、本堂は法国寺のもので京都府京都府指定有形文化財となっています。詳しくはよく分かりませんが、時宗の珍しい建築様式なのだそう。このお堂は、豊臣秀頼が母・淀君の安寧を願って建立されたと伝わっている貴重な遺産です。また、中世の生活様式を知る上で日本の国宝となっている『一遍上人絵伝(六条縁起)』は、元はこのお寺に伝わったものです。昔に較べたら入りやすくなったんですけど、どうしても存在が薄い。寺務所を覗くと、「京都時宗道場御朱印巡り」と書かれたチラシがありました。お寺の方によると、昨年の1月に始める予定だったのですが、コロナの関係で今月からスタートしたとのこと。とても縁を感じましたので、御朱印プロジェクトの一環としてやってみることにしました。御朱印帳はオリジナルで、各寺院の概要が書かれています。京都は真宗の寺院が圧倒的に多いですが、意外に時宗のお寺もあることがわかり、これから気ままに時宗巡りをしたいと思います。

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│-│-│2021/03/23(火) 21:43

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