アラカルト

クリエイティブ人材の必要性

ニュースによれば、今日の京都は32.6度だったとのこと。完全に真夏日ですね…。日中、実習関連の所用で町中を運転していたら、途中で気分がすぐれず、しばらく休んでいたら復活しました。あぶないあぶない。明日も暑くなるようですので、熱中症には気をつけましょう。◆ところで、今朝の日本経済新聞に「博物館法改正」に関わる記事が掲載されていました。今回は大幅改正を考えているようで、気になります。先週、大学にもアンケート用紙が回ってきたので回答したばかりです。「質」を高めようとしているようですが、実は質にもいろんな側面があります。単に研究力を向上させようとしても、この時代にそぐわない可能性があり、危惧しています。研究力は活動のベースとなるもので、その質を高めること自体に異論はありませんが、それだけではまったくダメだと思っています。一方で、京都市に代表されるように、自治体の財政は新型コロナの影響で今後さらに深刻になっていく所も増えていくでしょう。また、2008年改革でうちの大学では資格履修者が半減以下となり、大学によっては講座そのものをやめていく割合が増えるようにも思われます。施設の役割や必要性に対する概念そのものがもう古くなっていると考えていますし、そもそも取得単位が増えかつ就職できない資格に人は集まりませんので、職員を増やす政策がセットでなければなりません。加えていうなら、今本当に求められているのは「クリエイティブ人材」であると私は考えています。博物館の持つ資源を利用して社会課題に対応した新たな事業創造を担えたり、事業予算(外部資金)そのものを獲得できるスタッフを揃え、様々な事業を展開していかないと、生き残れないのではないでしょうか。展示をして人を待っているような時代はとっくに終わっていると思っています(それ自体が必要ないという意味ではありません)。このことは、文化政策だけに限りません。日本の基幹産業全体にも政治にも創造性がかなり欠けているように思えてなりません。うかうかしていると、次世代のインフラの多くを海外に奪われてしまうかも知れません。私自身としても、社会課題や地域連携に貢献しない施設などまったく眼中にありません。少子高齢化が待ったなしの現在、まちそのものが成り立つかどうかという時代ですから、それらに命がけでコミットしている組織に着目していく予定です。

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│-│-│2021/06/07(月) 22:01

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