アラカルト

松ヶ崎の伝説

今日は蝉の声を聞きました。まだなんとなく弱々しい感じですが、もうすぐ夏本番ですね。◆さて、近江八幡の話ですが、学生が個別グループ行動をしている時に少し時間があったので、ちょっと単独行動をしました。「松ヶ崎」という所に行ってみたかったんです。長命寺さんの近くで有名らしい所のようですが、場所が良く分からず海岸沿いをうろうろしていたら見つけました。「名勝」とはあるものの、あまり整備されておらず、ちょっと残念な感じ。実は、前に日牟禮八幡神社に行った時、本殿裏の鏡池に「世に伝う長命寺松ヶ崎に相通ずると云う」という記述というか伝説があり、池から数キロ離れた場所に何の縁があるのかを確認してみたかったのです。すぐ脇にあるお寺さんにも話を聞きましたが、結局とくに分からず…。昔は10本くらいの松があったそうですが、今は桜が植わっているだけです。ただ、不思議だったのは、海側に小さな岩組があり、その延長上に三上山(近江富士)が見えます。お寺さんによると、昔からある岩とのことで、なんとなく二見浦の夫婦岩のようにも見えます(大きさはまるで違いますが)。思うに、ここは昔の禊ぎ場だったのではないでしょうか。なんとなく雰囲気が唐崎に似ています(唐崎は、古代の朝廷により七瀬之祓(ななせのはらい)の一つとされた場所)。だから、ここに弁天様や金比羅様があるのだと思います。これらの神ももともと祓いの神に通じます。ということは、この場所は日牟禮さんよりも古い信仰地である可能性が高いような気もしますが、はっきりしません。このところ、なんだか松ヶ崎が気になって仕方ありません。ちなみに、この辺りの長命寺山周辺は大きな島だったのです。

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│-│-│2021/07/12(月) 21:42

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