アラカルト

世代モノ 〜一生モノを超える〜

今日は良い出会いがありました。以前、購入した扇子を作られている「大むら」さんに正式に取材させて頂き、ご主人の大村豪(豪阿弥)さんにお話しを伺うことができました。もう、驚くことばかり。扇子団地の事は気になってはいましたが、現在、扇子業界は中国産に押され、日本産は全体の5%しかなく、京扇子を作っているお店は数件にまで減ってしまっているとのことでした。一方、京扇子の竹は年々油分がなくなってしなやかになり、古くなるほど良くなるそうです。紙の張り替えさえすれば、一生どころか世代を超えて使えるモノだということも知りました。減価償却が当て嵌まらない商品なわけです。こうした文化をどう次世代に繋いでいくかが問われます。また、大村さんは環境問題や伝統産業を未来へ繋ぐための組織運営にも数多く携わられていて、頭が下がります。全体的に思ったことは、伝統産業領域は広報が十分できていないということです。学生とともにそれらマネジメント部分の工夫が少しでもできればと思いました。お土産でもっていったのはニジュウマルさんのバウム。自分たちで作ったものを持っていけるというのは、ちょっとした話題作りのネタにもなり嬉しいものです。

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│-│-│2021/10/27(水) 21:17

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